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ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (3)

  • 民主主義2.0とカール・シュミットの「民主主義」 - 過ぎ去ろうとしない過去

    東浩紀の「民主主義2.0」の議論は、実は朝生を見たぐらいであとは断片的にしか追いかけてないのだけれど、情報をある程度総合するに、彼はルソーの直接民主主義を引用しながらこの新しい「民主主義」のあり方を説明しているらしい。しかし、ぼくにはもう一人、彼の議論には隠された登場人物がいるような気がしてならない。それは、カール・シュミットである。東浩紀がシュミットを読んでいることはすでに明らかになっている。そして、シュミットもルソーを引用して「民主主義」を説明するのだ。 1923年に出された『現代議会主義の精神史的地位』において、シュミットはルソーの「一般意志」について次のように述べている。「人民は元来決して具体的な内容に協賛を与えるのではなく、抽象的に、投票の結果現れる一般意志に、協賛を与えるのである。・・・この結果が個々人の投票の内容と誤っているならば、評決に敗れた者は、彼が一般意志の内容について

    民主主義2.0とカール・シュミットの「民主主義」 - 過ぎ去ろうとしない過去
  • そろそろ中山国交相の失言について語っておくか - 過ぎ去ろうとしない過去

    ていうか展開はやすぎて、今語るしかないという罠。 ええと、この期に及んで擁護しようという人は何をどう擁護しているのかがさっぱりわからないよ! 日教組が強い県は学力が低いという因果関係なんて示せないに決まっていて、つまりその県の学力は県民所得や教育政策などさまざまな要素が絡むから、日教組の組織率が学力に関係していることを示すには相当綿密な研究調査が必要なわけだけれど、明らかにそんなことは行っていない。だいたい教科書から従軍慰安婦の記述が消えて万歳みたいなことを言う歴史修正主義者が日教組を嫌うのは当然だし、2ちゃんねるや痛いニュースが大好きなネトウヨがそれに追随するのは別にどうでもいいが、明らかな虚偽の事実を断言することで日教組を誹謗中傷しておいて問題がないわけがないというのは、いかにネトウヨがバカでもわからないはずが無いのであって、そこはどう折り合いをつけているんだかさっぱりわからない。 そ

    そろそろ中山国交相の失言について語っておくか - 過ぎ去ろうとしない過去
    NORMAN
    NORMAN 2008/09/28
    彼や彼を擁護しているひとの主張からは「私は日教組が嫌い」以外のことが読み取れない。あ、そうなの、という感じ。好き嫌いがすべてというかなんというか
  • 「○○思想(体制)が生み出した犠牲者は〜」論法 - 過ぎ去ろうとしない過去

    別に関係の無い話として読んでもらってかまわないのですが、「○○思想(体制)が生み出した犠牲者は××人である。だから○○はロクなもんじゃない」という論法への違和感について。 もちろん、虐殺という結果にいたった思想や体制はまったく擁護できないし、それは失敗であったと言わなければいけないと思います。しかしです。こうした議論の帰結は「だから○○思想を持ってるやつはロクなやつじゃない。反省せよ」になることが多くて、それにはとてつもなく違和感を覚えてしまうのです。え?それその思想を支持している人だけの問題なの?ということです。いやもちろん、その思想に対するつじつまを持ってない人はつける必要は無いわけですが、そうした思想が社会に浸透することを問題化するならば、誰もが責任が無い傍観者ではいられなくなるのです。つまり、ある思想のもとで多くの虐殺が起こっているならば、それは思想そのものに虐殺を引き起こしうる内

    「○○思想(体制)が生み出した犠牲者は〜」論法 - 過ぎ去ろうとしない過去
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