幼かった私たちにテレビの向こうから、いたずらっぽい笑顔で工作の楽しさを教えてくれたあの人。 NHK教育テレビの子ども番組「できるかな」でノッポさんとして親しまれた、高見のっぽさんが、88歳で亡くなりました。 「できるかな」では、ひと言もしゃべらないキャラクターでしたが、素顔の高見のっぽさんは、どんな人だったのでしょうか。 のっぽさんの所属する事務所の代表で、40年近くのっぽさんをそばで見てきた古家貴代美さんに聞きました。 当初、のっぽさんは「高見映」という芸名で活動していましたが、「できるかな」が終了したあとも「ノッポさん」のイメージで見られることが多かったため、2005年ごろに「高見のっぽ」という芸名にみずから変えたということです。 のっぽさんは、日頃から子どものことを敬意を込めて「小さい人」と呼んでいました。 その理由を古家さんは本人から聞いていたといいます。 「『子“ども”なんてひと