トンデモ発言 【中国新聞のコラム】 1999年、恐怖の大王が天から降りてくる―。70年代にヒットした「ノストラダムスの大予言」だ。今で言う「トンデモ本」のはしりだろうか。冷静に考えると根も葉もないのに、言われると「あるいは」と思わせる▲トンデモぶりは、航空幕僚長だった田母神俊雄氏も負けてはいない。8・6式典には被爆者も2世もほとんど参列していない、とか。式典は日本の弱体化を図る左翼運動、とか。…(2009年8月28日付「天風録」)全文 言論・表現の自由の行き過ぎ 【山陰中央新報のコラム】 誰にだって言論・表現の自由はある▼だが、これはやり過ぎでは。「ヒロシマの平和を疑う」と題する講演を、何と8月6日の広島平和記念日に原爆ドーム近くで行う計画らしい。…自信満々の講演計画だろう。逆に、世界に核廃絶を発信してきたヒロシマは各国の嘲笑を浴びる恐れがある▼8月6日は甲子園球児をはじめ多くの人々が、