自民党の安倍晋三元首相は2011年8月2日、都内のイベントでジャーナリストの田原総一朗氏と対談し、自民党の議員3名が韓国・鬱陵(ウルルン)島を視察しようとして韓国で入国を拒否された問題で、「日本に対して極めて礼を失した行為だから、非常に強く抗議しないといけない」と韓国の対応を批判した。その上で安倍氏は、「谷垣さんも自民党の見解をドンと言うべきだ」と自民党の谷垣禎一総裁に苦言を呈した。 鬱陵島は竹島周辺の海域にある韓国領の島で、竹島に関する資料が収められた資料館がある。安倍氏によると、鬱陵島は「竹島は韓国領だ」とする韓国側のキャンペーンの根拠地であり、新藤義孝、稲田朋実両衆院議員と佐藤正久参院議員はこの資料館を視察する予定だったという。8月1日、この3名の議員は韓国入国を拒否された。安倍氏は「『韓国の治安を乱すという理由で入れない』というのはとんでもない話だ」とした上で、 「日本に対して極め