退陣した鳩山政権が、今年度に入ってわずか2カ月のあいだに、3億円もの官房機密費(内閣官房報償費)を支出していたことが、菅内閣が11日に決定した答弁書で明らかになりました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員の質問主意書に対する答弁書です。 鳩山政権は昨年度中、当時の平野博文官房長官名で毎月6千万円を国庫から支出していました。しかし今回の答弁書によれば、同長官は今年4月2日、4月28日、5月25日の3回にわたり各1億円、計3億円を支出しています。 また答弁書は、塩川氏が求めた過去の自民党政権などによる政界・マスコミ工作や「会合」目的の使用実態の調査・公開について、「現内閣として答える立場にない」と拒否。民主党政権下の同機密費の使途や支出状況の公開、鳩山内閣からの引き継ぎ残高の有無やその金額の開示についても、「内閣の政策運営に支障を及ぼすおそれがある」などとして、すべて拒否しています。 一方で、同機密