米Adobe Systemsは10日(現地時間)、PDFビューワー「Adobe Reader」の最新版v9.1を公開した。本バージョンの主な変更点は、2月19日に同社が公表した本ソフトの脆弱性を修正したこと。すでに本脆弱性を悪用した攻撃も確認されているとのことで、同社は最新版への更新を呼びかけている。 デンマークのセキュリティベンダーSecuniaによると、本脆弱性の内容はPDF文書に含まれるJBIG2画像の処理に問題があり、メモリの内容が破壊されたり、任意のコードが実行されるおそれがあるというもので、脆弱性の危険度は5段階中最高の“Extremely critical”と位置付けられている。本脆弱性を悪用されると、アプリケーションが強制終了させられたり、最悪の場合攻撃者にシステムを乗っ取られてしまう可能性がある。 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vis