中国・上海で行われたLGBTの権利擁護を訴えるイベントで、レインボーフラッグを掲げる男性(2017年6月17日撮影、資料写真)。(c)AFP 【7月5日 AFP】中国で、同性愛者の男性(37)が同性愛者やトランスジェンダー(性別越境者)の性的指向や性自認を変えることを目的とする「コンバージョン・セラピー(転向療法)」を強要されたとして、謝罪と賠償を求めて精神科医院を訴えていた裁判で、河南(Henan)省駐馬店(Zhumadian)の裁判所は男性を支持する判決を下した。 AFPが4日に閲覧した裁判資料によると、「Yu」という苗字だけが明らかにされた男性は2015年10月、妻に自分が同性愛者であることを明かし、離婚を求めた直後、家族によって無理やり精神科医院に入院させられたという。 同医院は男性を「性的な好みにおける障害」と診断。医院は男性による退院の求めを拒否し、「治療」のため男性に投薬する