川崎市議会の青木功雄議長(自民)は27日、定例会(31日開会)を前にした正副議長会見で、3月の決議案採決で自民と維新(当時)の計20人が退席したことについて「議場では(賛成か反対かの)意思を表示するべきだ」と苦言を呈した。 決議案は、市が3月に改定した「市多文化共生社会推進指針」にある「(外国人市民の)地方参政権の実現については、他の自治体と連携しながら国に働きかけることを検討します」という記述の修正を求め、当時の無所属5人が提出した。 自民と維新は、記述について「決議案と認識は一致」と同調しつつ、決議で行政文書の修正を求めることはなじまないとして反対討論を行った。しかし、自民は青木議長を除く16人、維新は当時所属していた三浦恵美議員を除く4人が退席し採決に加わらなかった。