因縁の秋葉原で10月21日夜、街頭演説をした安倍首相(撮影・今村拓馬)この記事の写真をすべて見る 秋葉原の演説会場で日の丸をふって安倍首相に声援をおくる人たち(撮影・今村拓馬) 「北朝鮮の脅しには屈してはならない。日本人の命と幸せを守るために力を与えていただきたい!!!」 【2017衆院選 最終盤55激戦区当落予測はこちら】 衆院選最終日の10月21日夜、雨の東京・秋葉原駅前で最後の街頭演説でこう絶叫した安倍晋三首相。 だが、その舞台裏では、至る所で小競り合いが起こるなど騒然としていた。 自民党関係者によれば、集まった聴衆は約5000人。周囲をSPや警官ら100人以上ががっちりと固める中、安倍首相は登場曲の演出と共に華々しく登場。 安倍首相は「看板を変えたからといって、あの(民進党時代の)3カ月がなくなるんですか!」と野党批判を繰り返した。 現場は安倍首相が登場する前から緊張が高まっていた