秋の米大統領選に向け、米国で意外な集団の動きが注目されている。韓国の七人組男性アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」のファンだ。新型コロナウイルス禍のさなか強行されたトランプ大統領の集会に抗議して影響を与え、各地で続く黒人差別反対運動のために募金を集めて百万ドル(約一億円)以上も寄付。ニューヨーク・タイムズなど米有力メディアの見出しを飾った。 (鈴木伸幸) BTSの七人は髪をカラフルに染め、化粧にピアスと中性的なビジュアル。歌だけではなく、ラップやダンスも魅力的だ。教育制度の矛盾や行きすぎた新自由主義を批判する歌詞にはメッセージ性があり、悩みを抱える若者の共感を呼ぶ。今年二月発売のアルバム「MAP OF THE SOUL: 7」は米ビルボードのチャートで一位となり、ビートルズが持つ「二年以内に四枚のアルバムが一位」という記録に五十二年ぶりに並んだ。米CNNテレビはBTSを「世界最大のボー
![韓国アイドル BTS、米社会運動にパワー:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad3b7d1e3eccb477196a309602ddd65898008e78/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F0%2F4%2F7%2F4%2F047473c32d275ba7da436984edcc3525_1.jpg)