昨年シカゴで開催されたDMA(ダイレクト・マーケティング・アソシエーション)の2007カンファレンスでのバズワードは「コンバージェンス」。「コンバージェンス・マーケティング」という概念が非常に新鮮に映る。 「コンバージェンス」とは、「統合」とか「収斂」とかを意味する。様々なマーケティング活動をひとつの方向に束ね、収斂させ、力を最大化するというニュアンスである。 このカンファレンスでも注目に値するのは、リチャード・ローゼン氏が提唱する「Rosen Velocity Scale」という考え方で、広告の訴求要素をブランドイメージ100%からダイレクトレスポンス100%まで10段階のグラデーションに分けて、コスト・パー・セールスを計測している作業だ。短期ではダイレクトレスポンス要素が高いほど、コスト・パー・セールスは高くなるが、マーケティングの時間軸が中期、長期になると認知・検討・レスポンスの効果
![ダイレクトレスポンス側からのブランディングアプローチ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c4053a8667a721b29e05416a591043ca95a63606/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2010%2F12%2F12%2F146d2bccf426b8160b288f979a1b3b62%2Fstory_media%2F20355579%2Fnetad_y_184x138.jpg)