Webサイト測定、アクセスログ解析、Web解析。言葉は変われどテクノロジはさほど変わっていない気がする。たぶんぼくは1998年あたりに、Webホスティングの新規サービスとしてアクセスログ解析レポートを提供することを考えたあたりから情報をあさっている。このときは実際にサービスを提供しているホスティング事業者を調べ上げ、価格競争やサーバ自体のスペックでの競争をあきらめて、アクセスログ解析レポートのほかにフランチャイザー向けにフランチャイジー専用のWebサイトをコントロールする機能を追加したCMSっぽいサービス、グループウェアのASPサービスが残った。現在いずれもサービスとして存在するところを見ると狙いは悪くなかったようだが、ぼくはすぐにその会社を離れ実現せず、次の会社で1年ほど立った頃、SiteTrackerを使ってアクセスログレポートを作る案件に携わることになり、その後も断続的に手がけつつ現
dIG iT Digital Marketingに関する様々なテーマで発信するブログ。 若干ペースが落ちているものの、1本は濃い内容で書いてみてます! Avinash Kaushik 氏が Engagement について書いているエントリーを読んでみました。タイトルは「エンゲージメントは指標ではない、言い訳である。」とちょっと過激ですが、非常に興味深いものでした。 実際に Avinash 氏は以下のような考えを持っているようです。(ここからは自分の超訳によるものなので、若干 Avinash 氏の主張と異なる可能性があります) Avinash 氏の考え方 氏はいくつかの理由を挙げることで Engagement を安易に使わない方が良いという警告を発しています。そのいくつかの理由を要約すると下記にまとまります。 Webサイトは様々な目的を持っており、それによって Engagement の考え方
先の「セグメンテーションの幻想」というエントリーについて、思いかけずあんけいさんの「dIG iT」からトラックバックをもらった。Web解析についての実践的なノウハウを日本語で伝える数少ない情報源のひとつ(もうひとつあげるならば(元?)ネットレイティングス衣袋さんの Insight for WebAnalytics)として目を通してきたので、ちょっとびっくり。 少なくとも現場の視点で必要性を訴えられると、そこは頷かざるを得ないところ。実際に使えるものを幻想だと言い切ってしまうのはあまりに乱暴ですよねえ。このあたり、怪しいマーケターとしては弱いところであります。笑い。しかしながら、あんけいさんの「セグメンテーションの現状。」というエントリーを読んでなおぼくのなかに残る疑念があって、そのあたりもう少し何とかならんのかと書きはじめる次第。 さて、あんけいさんが指摘してくれたセグメンテーションの有用
dIG iT Digital Marketingに関する様々なテーマで発信するブログ。 若干ペースが落ちているものの、1本は濃い内容で書いてみてます! 下記の衰弱堂さんのエントリ「セグメンテーションの幻想」を読んでの感想です。 結論を先にするとセグメントがWebマーケティングにおいて必要がないことなのかは、そのうち技術によってそうなるであろうとは思うもの、現状、特に規模が大きいサイトにおいては難しい場合もあるかもしれないなぁというが自分の感想です。 セグメンテーションを行うのは衰弱堂さんがご指摘の通り、メッセージを送るための資源の最適化によって生まれたものです。 ただ、ここ最近はそれだけではなく、セグメンテーションを行うことで、企業側が送るメッセージをコントロールもしているんだろうなぁと思っています。 その理由は大きく2つ。 メッセージ設定と効果分析にかかるコスト 情報のコントロール メッ
Bob Boiko氏 CMS分野における世界的第一人者として知られるBob Boiko氏が12月13日、ミツエーリンクスが開催した社外向けセミナー「企業活動のためのCMSセミナー」において、「コンテンツ管理について」と題した講演を行った。 Boiko氏は、「Content Management Bible(邦題: コンテンツマネジメントパーフェクトガイド)」をはじめとするコンテンツマネジメント関連の著作活動のほか、自ら創立したMetatorial Services Incで国際コンサルタントや、ワシントン大学情報学部教授として教鞭をとるなど、30年近くこの分野に携わっている。 Boiko氏は、コンテンツマネジメントの概念を「非常に単純な文章で、正しい情報を正しい人々に正しいやり方で送り届けること」と定義する。また、コンテンツマネジメントはまず第1に"戦略ありき"だと説き、「企業として情報マ
In this second installment of my analysis of web analytics vendors market shares, 7,788 web sites were analyzed between December 4th and January 2nd. Figures remain very similar to last month's results, which makes them even more valuable because we now have a baseline of nearly 15,000 web sites and over 300,000 page views that were collected over a period of about two months: Remember last month
「会社名が変わるので、ドメイン名を変えなければならない」「リニューアルでシステム変更をするのでURLが全て変更される」・・Webマスターであれば、一度はこのような経験をしたことがあるでしょう。ドメインやURLを変更するということは、SEO対策においては一大事!これまでのSEO対策の効果をうまく引き継ぐサイト移転方法を、SEM総合研究所の渡辺隆広所長が伝授します。きちんとSEOを意識したリニューアルで、勝ち組サイトを目指しましょう。 ドメイン変更によるSEOのリスク サイトのドメインを変更するような場合、検索エンジンのランキングにも影響するので注意が必要です。なぜなら、今の検索エンジンはドメインの「年齢」を評価するためです。例えば、今まで5年間運営してきたドメインを新規に取得したドメインにに移転すると、ドメインの年齢は「5年→0年」となってしまい、検索エンジンの評価はその分落ちてしまいます。
今回はトップページの位置づけについて調整しよう。 これまで何度も考察してきたとおり、実際にアクセス解析を行うと、最初にトップページを訪れるユーザーは、今やわずか25%程度しかない。言い方を変えると、トップページを入り口とする来訪者は25%程度なのだ。 そういった状況を理解せずに、これまでのようなトップページ偏重の考え方のままサイトを運営していては、機会損失の原因ともなってしまう。 解析結果の「1番上」だからこそ 気づきにくいトップページの盲点アクセス解析で「アクセスの多いページ」「入り口になることが多いページ」を調べると、解析結果リストの1番上には、たいてい「トップページ」が出てくる。いろいろな動向はあるが、いまだにトップページは非常に重要なページであることに変わりはない。これまで、「訪問者はトップページからやってくるから、そこからどう誘導するかが大切」とよく言われてきた。“見せたいページ
ウェブサイトを超え、クライアントのビジネスパートナーへ― ビジネス・アーキテクツ [ ビジネス・アーキテクツ ][ クライアントとの絆 ][ コンサルティング ][ コミュニケーションデザイン ][ 効果測定 ][ VIERA - EXPERIENCE COLOR ][ 青木 誠 ][ 田中良直 ] 「Panasonic VIERA - EXPERIENCE COLOR」で、「グッドデザイン賞」「文化庁メディア芸術祭」「東京インタラクティブ・アド・アワード」「Webby Awards」など、国内のみならず海外の賞をも受賞したビジネス・アーキテクツ。現在、ウェブサイトに求められる要件は多岐にわたり、クライアントのウェブに対する知見も増している。その中で、ビジネス・アーキテクツは長きにわたり、クライアント企業のパートナーとして一線を歩み続けてきた。 2002年からコンスタントに数々の賞を獲得
キャンペーンにYouTubeを活用したり、ダンサーの動画が見られるユニークなブログパーツを配布するなど、ユニクロは昨年から、CGM(Consumer Generated Media)を活用したWebプロモーションに力を入れている。 コンテンツは若年層を意識してトータルコーディネートを提案。これまで弱かった若い女性の取り込みや、1人当たりの購入点数増を狙っている。ブログの口コミを活用したWebプロモーションならマス広告と比べて低コストで世界展開でき、「GAP」「ZARA」など競合する海外ブランドに対抗するためのブランド力醸成にもつながるという。 マンネリを打破したい 「商品やプロモーションがマンネリになっていたため、既存顧客はリピートしてくれても、新しいお客さんはなかなか来ないという状態になっていた。そこでプロモーションの仕方や商品を変えていこうという方針になった」と同社新メディア情報発信チ
課題は「人材」「効果測定」「戦略立案」 上流工程からの積極的なアウトソーシングが活発化 ウェブサイトの重要性は、どの企業でも変わらないが、企業規模あるいは従業員規模によって、その役割や戦略が影響を受ける場合もある。特に上場企業においてはなおさらだろう。 本記事では、2007年7月に公表された「上場企業におけるウェブサイトの利用と運営・管理の実態~ウェブサイトに関するアンケート調査報告書」(株式会社ミツエーリンクスと三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の共同プロジェクト)の一部を紹介しつつ、上場企業におけるウェブサイトの利用と運用・管理の実態について考察する。 調査:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、株式会社ミツエーリンクス 調査実施:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 記事執筆:Web担編集部 「上場企業におけるウェブサイトの利用と運営・管理の実態~ウェブサイ
WebAnalyticsDemystifiedのエリック・ピーターソンが、SemphonicというPPCをつかったキャンペーンの効果測定ツールやコンサルティングなどを行っている会社が主催したSemphonic X change Conferenceというイベントのキーノートスピーチで「Web Analytics 2.0」というテーマで話をしたようで、誰かまとめてくれないかなあと思っていたものの見つからず。仕方ないので簡単に自分用の覚書(かつ社内向け資料)としてまとめておきます。 内容的には以前「ページビューなんてすでに無意味になっている、けれども。」やエントリ元になったHotWeb Magazineの「ページビューが意味の無い日が近々やってくる」と似たような話で、特に「ページビューが意味の無い日が近々やってくる」で最初に取り上げられているAJAX、RSS、WidgetのようなWeb2.0が
2005年末に、Googleが無料のウェブ解析ツールをリリースした事により、ウェブ解析というツールの認知度と、企業の積極的な導入は加速度を増してきたように思われる。無料のツールがある一方、エンタープライズ系のウェブ解析ツールはより高度に進化し、それらを使いこなす先駆的企業は、新たな付加価値を生み出している。 ウェブ解析ツールによる、ビジネス最適化のコンサルティングを生業とする筆者が日々感じているのが、ウェブ解析版“デジタルデバイト(情報格差)”である。ウェブ解析ツールを、業務プロセスにおける重要な基幹システムであるという認識を持って活用している企業は、ますますコスト削減や利益向上などの価値を生み出している。その一方で、いまだウェブ解析ツールの価値を見出せない企業は、ツールを導入するだけで何も変わらないばかりか、そのツールを無用のコストとして止めてしまうケースもある。 ウェブ解析の価値を決め
CMS導入にあたりサイト運営者に求められるスキル 公開日時: 2007/10/03 10:52 著者: necosuke 久々の更新です。 CMSの開発も落ち着き、いろいろなパターンのサイトを運用していたのですが、そこで気になるのが管理すべきコンテンツです。 CMSのCはコンテンツのCですが、コンテンツにはCSS、HTML、テキスト、画像、そして最近では動画やフラッシュも含まれています。 これらを統合管理するのが望まれるのですが、この中のHTMLというのがやっかいで、表示の際にはパーツテンプレートとデータベースに格納されたテキストデータを合わせて表示するHTMLにするケースがほとんどです。固定フォーマットのページ追加する際にはHTMLの知識が不要になるため、HTMLとテキストデータの分離は大変重要な機能なのですが、見せ方を変える際にはHTMLの知識が不可欠となってきます。 ※この
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