スイス西部コルシエシュルブベイで、チャーリー・チャップリンが晩年に構想した未完映画『ザ・フリーク』用に制作された羽根のオブジェを見せるスイス人作家、ピエール・スモリク氏(2015年12月7日撮影)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI 【1月2日 AFP】古くさい倉庫の大きな木箱にしまい込まれてのは、喜劇王と呼ばれた映画俳優・監督チャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)が残した「翼」だった──未完に終わった最後の映画のために彼が精巧に作らせた小道具は、白鳥の羽根でびっしりと覆われていた。 チャップリンは晩年、翼を持った少女が人類に希望をもたらし、そして同時に、人間の最も深い欠陥もあらわにするという内容の映画『フリーク(The Freak)』の制作の構想を練っていた。主役の少女には娘のビクトリアを充てる計画で、そのために驚くほど重厚な機械仕掛けの翼を作っていた。
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