2017年03月16日 11:02 公開 ゾーイー・コンウェイ、BBC「ビクトリア・ダービシャー」「トゥデイ」記者 西欧でイケアなど小売業者の商品をトラックで運ぶ運転手たちが、低賃金のためにトラック車内で数カ月にわたって生活していることが、BBCの取材で分かった。 東欧を拠点とする運送会社から西欧に送り込まれた運転手たちは、給料は時給3ポンド(約420円)以下で、自分の勤務地での生活費を賄えないと話している。自分が運転する車内の「囚人のような気がする」と話す運転手もいる。 スウェーデンの家具大手イケアは、運転手たちの「証言を悲しく思う」とコメントした。 BBCの取材に応じた運転手たちは、イケア商品の輸送を請け負う東欧拠点の運送会社に雇われている。 「交通事故もあり得る」 ルーマニア人の運転手エミリアンさんは、長い時には4カ月間、トラックで眠り、食事をとり、洗濯をして生活する。 イケアの商品