コロナ禍の裏で、Jリーグでは前代未聞の処罰が相次いでいる。 新型コロナウイルス感染症に関する指定公式検査で、陰性判定を得ていない選手を試合に出場させたとして、J1浦和とJ3福島に「没収試合」の処罰が下された。 28年におよぶJリーグの歴史の中で、没収試合の罰則が適用されたのは史上初だ。 浦和の当該試合は元々2-3の負け試合だったため、スコアが2-3から0-3に更新され、得失点差のみの修正にとどまった。福島の当該試合は2-0の勝ち試合が0-3の負け試合扱いとなり、勝ち点3が剥奪されてJ2昇格圏の2位から6位に後退する形となった。 両ケースともに指定公式検査以外の検査で陰性判定を受けていたが、ガイドラインに定められた「エントリー資格認定委員会の判断を仰ぐ」行為をクラブスタッフが失念したことが罰せられる要因となった。 特に福島のケースは、クラブ側が公式検査以外の当該選手の陰性判定結果を提出し、マ