1972年にシングルとして発表された、吉田拓郎の代表曲“結婚しようよ”。ウェディングソングの草分けとしても知られるこの曲は、それまでプロテストソングが主流とされていた日本のフォークミュージックを再定義し、現在にいたるJ-POPの礎を築いたとも言われている。そんな名曲“結婚しようよ”を曽我部恵一と後藤まりこがデュエットでカバー。Bサイドには高田渡“銭がなけりゃ”のカバーを収録し、2曲入りの7インチシングルとして11月15日にリリースされる運びとなった。 今回のインタビューでは、まず彼らにこの2曲を選んだ理由からうかがっている。「結婚って楽しいですよね」と話す後藤と、“結婚しようよ”は人生のピークを描いた曲だと語る曽我部。ヒップホップ的なドラムループにギターサウンドを重ねた、この高揚感に満ちたトラックも含めて、彼らがふたつのカバー曲に込めたフィーリングは、とにかくハッピーで楽しげだ。 ところが