一頃は社会的弱者救済なんて書くと「弱者って誰?」と背中に冷ややかな視線を感じたりしたものでした。生活保護云々についても不正受給者に対する批判の方が勝ってしまって、ほんとうに必要な人は置き去りのように感じた。それだけ不景気で戦々恐々としていたのかもしれない。 NHKのテレビ番組でワーキングプアと呼ばれる人たちの現状が描き出されたらしいが視ていないのでよく分からない。ワーキングプアとは「働く貧困層」のことで、働いているのに生活保護世帯以下の生活水準しか確保できない層のことらしい。 数年前これから企業は能力主義に移行しますと聞いたとき、すんなり受け入れられているのがすごく不思議だった。能力主義になったら、能力のある人はいいけれどない人は困るんじゃないか?能力がある人はある人同士で競い合ってより高い成果をあげればいいけど、能力のない人も最低の生活は保障されなくちゃいやだよなあと思った。それに、単純