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bookとreviewに関するTZKのブックマーク (10)

  • 結局は「人の縁」か……鈴木大介『脳が壊れた』を読む - 関内関外日記

    脳が壊れた (新潮新書) 作者: 鈴木大介 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/06/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る いわゆる下流、貧困、アウトローなどをテーマにした著作の多い著者が、脳梗塞になった。脳梗塞になって、高次脳機能障害になった。発症からリハビリ、そして、自らの体験をもとに、ある類推をする。 不自由なのに、やりたくてもやれないのに、分かってもらえない。それを言葉にすることもできないとき、まず当事者の中に湧き出す感情は苛立ちだ。それで周囲の人に八つ当たりでもしてしまえば、次はそんな自分に対する自己嫌悪が後味悪く残る。 一方で、これまで僕が取材してきた中で、ここで冷静になってなんとか自分がなぜやれないのかを説明できていた者は、ほぼ皆無だったように思う。 すなわち、脳梗塞を経て、いろいろの見えにくい障害を負ってみて、はじめてそれが自らの取材対

    結局は「人の縁」か……鈴木大介『脳が壊れた』を読む - 関内関外日記
  • 【読書感想】酒井若菜と8人の男たち ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    酒井若菜と8人の男たち 作者: 酒井若菜出版社/メーカー: キノブックス発売日: 2016/02/25メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 内容紹介 長文ブログが人気で、過去に小説、エッセイ集も出版し、 文章力に定評のある酒井若菜。 そんな彼女と親交のある、お笑い芸人、俳優、ミュージシャン、 総勢8人の男たち。 マギー ユースケ・サンタマリア 板尾創路 山口隆(サンボマスター) 佐藤隆太 日村勇紀(バナナマン) 岡村隆史(ナインティナイン) 水道橋博士(浅草キッド) トータル20時間を超えた、彼らとの対談。 さらに、酒井さんから対談相手一人一人に向けて書いた、8のエッセイ。 笑いと感動と驚きが、ギュウギュウにつまった 2段組み400ページを超える「対談&エッセイ」 正直、自分で読むまでは、「人気女優さんが、デレデレした男友達と深刻ぶった話をしている対

    【読書感想】酒井若菜と8人の男たち ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行) 作者: 飯田一史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/02/23メディア: 単行この商品を含むブログ (15件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) メガヒットからスマッシュヒットまでを連発するウェブ小説。「小説家になろう」「E★エブリスタ」などの投稿サイトから続々とヒットコンテンツが生まれるしくみを出版・経営の双方に通じた著者が、関係者への取材と詳細なデータであざやかに解説! ああ、僕は「ウェブ小説」のことを全く知らなかったんだな…… それをあらためて思い知らされるでした。 そういえば、いつのまにか「ケータイ小説」ってほとんど見なくなったな、「ウェブ小説」っていうのも「異世界転生もの」ばっかりみたいだし、まあ、そのうち廃れていくんだろう、とりあえず僕は「普通の小説やノンフィクション」でお腹いっぱいだ

    【読書感想】ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

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  • 上原善広『被差別のグルメ』を読む - 関内関外日記

    被差別のグルメ (新潮新書) 作者: 上原善広出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/16メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る 『被差別の卓』に続いて『被差別のグルメ』である。どこが違うのか。『被差別の卓』では世界のそれが紹介されていた。今回は国内に限られている。ちょっと順番が逆じゃないのか、という気もするが、国内を取り扱えるように時代が変化した、というのが実のところらしい。やや内容は重複しているが両方とも読めばいいじゃない、と思う。 というわけで、やはり著者出身の「路地」のあぶらかすの話などからはじまる。こないだSMAP解散騒動でスーパー玉出の広告が目立っていたと話題になっていた。その一連のまとめツイートで、「あぶらかす」の商品名が「まいどありがとうございます」になっていたのを見た。おれはスーパー玉出をまったく知らないが、おそらくは誤植などではなくある種

    上原善広『被差別のグルメ』を読む - 関内関外日記
  • 【読書感想】中曽根康弘 - 「大統領的首相」の軌跡 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    中曽根康弘 - 「大統領的首相」の軌跡 (中公新書) 作者: 服部龍二出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/12/18メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る Kindle版もあります。 メディア: この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 自主憲法制定を訴えるタカ派、主張を変える「風見鶏」、首相就任時も、田中角栄の影響下「田中曽根内閣」と批判された中曽根康弘。だが「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根は、「大統領的」手法によって国鉄などの民営化を推進、レーガン米大統領や中韓と蜜月関係を築き、サミットを通じて、日の国際的地位を大きく上昇させる。書は中曽根の半生を辿り、日が敗戦から1980年代、戦後の頂点へと向かう軌跡を追う。 中曽根康弘元総理は現在も存命で、戦後政治の「ご意見番」として活躍されています。 中曽根さんは1918年(大正7

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  • 『インターネット業界最強のキラキラ女子、マリッサメイヤーの話』

    小越ブログ スマートニュース株式会社ではたらく小越のブログ。旧:今日のニッパウ *スパムが多いのでコメントは承認制になっております。 この間MTGをしている時に、「マリッサメイヤーみたいに」と発言したところ、 全く通じなくて悲しい思いをしたのでこちらの記事を書きます。 上記は恐らく彼女の写真として最も有名な、Vogue に掲載された時の写真です。 ご覧の通り、高級なドレスが似合い、ブロンドの、青い瞳をした大変な美人です。 ですが、彼女が「最強」キラキラ女子である所以はその美貌がゆえではありません。 Google でプロダクトとUX担当の副社長に任命されるほど、 プロダクト開発と改善に秀でていたという事です。 ちなみに今は、Yahoo!,inc で CEO をしています。 彼女の働きぶりと考え方は苛烈を極めていまして、良い物を作るという点では 間違いなくひとつの到達点です。 かの有名な、Go

    『インターネット業界最強のキラキラ女子、マリッサメイヤーの話』
  • コラム別に読む : 空海 [著]高村薫 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■直観と論理が一体化した宗教家 ことしは空海が高野山を開いて1200年目。南海電車をはじめ、あちこちにポスターが貼られている。しかし、高村薫の『空海』は、たんなる1200年記念企画ではない。彼はどういう人だったのか、何を見て何を感じたのか。それを考えながら小説家は、空海の足跡を辿っていく。まるで空海の頭のなかをトレースするように。 空海は多面的な人だ。真言宗の開祖としての宗教家であり、書の天才であり、土木工事を指揮したエンジニアであり、のちの種智院大学・高野山大学のもととなる綜芸種智院をつくった教育者でもある。朝廷とも近いが、大衆にも愛されている。「お大師さん」「弘法さん」と親しまれているお寺は多く、空海ゆかりの温泉なども全国にある。四国をめぐるお遍路さんだって、若い空海の山林修行がそのお手だ。 しかし、その業績があまりにも多方面にわたるので、実像はイメージしにくい。だから著者は、高野山

    コラム別に読む : 空海 [著]高村薫 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 『クォンタム・ファミリーズ』 東浩紀 | 新潮社

    『クォンタム・ファミリーズ』(以下『QF』と略記)は、量子(クォンタム)コンピュータのネットワークによって相互干渉する並行世界を舞台に、出会うはずのない「家族」が時空を超えてリンクされる歴史改変SFである。グレッグ・イーガンやP・K・ディック、瀬名秀明や麻枝准らの先行作品と、ジャック・デリダの脱構築哲学を同時に視野に収めながら、作者自身とその家族を投影した作中人物(東浩紀は作家のほしおさなえと結婚し、娘がひとりいる)が離合集散する、思弁的でプライベートな色合いの濃い小説になっている。 作中で示唆されているように、『QF』は村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に宛てた、二一世紀からの返信でもある。春樹作品はディック(世界の終り)とレイモンド・チャンドラー(ハードボイルド・ワンダーランド)のハイブリッド小説だが、書の中にチャンドラーの占める席はない。その空隙を埋めるのは、一

    『クォンタム・ファミリーズ』 東浩紀 | 新潮社
  • インデックスと文脈接続 - Tip. Blog

    西田亮介のblog 所属 : 慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程。 専門は政策形成とソーシャルイノベーション。 最近の研究分野は湘南の地域活性化と大規模商品間関係の分析。 ファシリテーターやプランナーとして、NPOや自治体、企業などのソリューション・デザインにも携わっています。 また、『思想地図』vol.2や『α-SYNODOS』等に寄稿させていただきました。 企画立案やファシリテーション、執筆等、仕事の依頼はサイドバーの「about me」からお願いします。 This weblog written by Ryosuke Nishida, Graduate Shool of Media and Governance, Keio University in Japan. Major in regional development(Shonan, Japa

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