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ブックマーク / mubou.seesaa.net (15)

  • 国語学研究員は、「日本語の乱れ」の夢を見るか: 不倒城

    最初に結論を書いてしまうと、言語に「乱れ」なんて存在しない、少なくとも非難されるようなものではない、というのが私のスタンスです。 多分、同じ研究をしていた人は大体そうなんじゃないかと思います。私の研究室で「日語の乱れだ!けしからん!」という考え方の人を観測したことは一度もなく、「なんか新しい口語用法だ!レポートのネタになる、逃がすな!!」って人ばっかりでした。 この記事の目次は下記の通りになります。 1.書いている人の立ち位置 2.国語学ってなんですか 3.で、「日語の乱れ」ってなんでしょうね 4.「正しい日語」とかいうものを商売のタネにする人達があんまり好きじゃない 順番にいきます。 1.書いている人の立ち位置 私は文学部出身でして、日語日文学、その中でも国文学ではなく国語学というものをやってました。古い日語から新しい日語まで、「言語としての日語」について研究する学問です

    YMZ
    YMZ 2014/09/21
    ある意味見る(学生さんと話したりレポートを見たりした結果)。乱れだ、よくない!っていうのがお好きな向きがいる。
  • 「今日、幼稚園で何があった?」という質問が息子に嫌がられていた理由: 不倒城

    長男(幼稚園年中)と話していた際、ふと気付いたこと。よく考えてみればごく当然のことだったのだが、今まではっきりと認識出来ていなかったので、ちょっと書きとめておきたくなった。 子供たちや奥様と一緒に、風呂に入った時の話である。 我が家の風呂は、比較的早風呂である。とはいえ、風呂に入りながらも色々と話す。 息子さんとばしゃばしゃお湯をいじりながら、私はなんとはなしに、「今日、幼稚園で何があったー?」と聞いた。この時、彼は「もう、そんなにいろいろ聞かないでよー」という嫌がり方をしたのである。 ん、色々? 私が聞いたのは、「幼稚園でどんなことが起きたか」という一点だけであり、別に「色々な質問」をした訳ではない。そして、この質問をする前にしていた話は、お風呂で遊ぶおもちゃについての話であり、特段何か質問をした訳でもない。 実は、この質問に対して息子さんが難色を示すのは、初めてのことではない。いつもは

    YMZ
    YMZ 2013/02/27
    ブコメもおもしろい。
  • NHK教育の「おさるのジョージ」と「ひつじのショーン」の対称性が物凄い件。: 不倒城

    おさるのジョージについての話題を拝見しました。おさるのジョージは、土曜朝8:35からNHK教育で放映されている、おさるが主人公のアニメです。 やまもといちろうBLOG:『おさるのジョージ』の黄色い帽子のおじさんの心の広さは異常 NHK:おさるのジョージ おさるのジョージ、面白いですよね。うちの息子も、土曜午前に用事がない時は欠かさず見てます。まあ、その後大体9時半からのぶらり途中下車の旅まで観たがるんで、どっかを犠牲にして朝ごはんべさせるんですけど。 ところで、おさるのジョージの直後の9:00から、もう一つ、クレイアニメ風の番組が放映されています。「ひつじのショーン」です。息子はそこまでテレビ好きではないのですが、こちらも好きでよく観ています。 ひつじのショーン このひつじのショーンも、おさるのジョージと同様、「動物とその飼い主である大人が主軸のコメディ」なんですけど、この対称性が物凄い

    YMZ
    YMZ 2013/01/31
    黄色い帽子のおじさんって大人かなあ……ジョージのいたずらを包容力でってタイプには見えないんだけど。
  • 選択問題で、「間違いの選択肢に注目する」という教え方をしていたので晒してみる: 不倒城

    試験勉強のお話である。 その内自分の子どもに教えることになるかも知れないシリーズ。思い出したので忘れない内にメモしておく。既出かどうかは知らない。 学生の頃からやっていたことなのだが、選択問題を解く際、ちょっと難しい問題だなと思った時には、5つのステップに分けて勉強していた。で、自分が勉強していたやり方を、家庭教師や塾講師のバイトで教えてみたら、これがそれなりに評判が良かった。 主にセンター試験対策で、現代文・古文の文章題を解く時に使っていた勉強法なのだが、多分ある程度一般化出来ると思う。下のようなやり方だ。 1.選択問題を解く 2.正解がどれだったか、それが何故正解だったのか、を確認する 3.正解以外の選択肢に注目して、「それは何故間違いなのか」を重点的に確認する 4.出題者が、「どういう間違え方を期待して」その選択肢を作ったのか、を考える 5.自分ならばどういう問題と選択肢を作るか?を

    YMZ
    YMZ 2012/10/09
    現代文には有効そうだけど、古文はさほど複雑な問題が出ないから考えるだけ無駄な気がする…
  • 「子どもが生まれて得られたもの」について、改めて考えてみる。: 不倒城

    最初に自分の立場を明示しておくと、私は一男二女をもつ30過ぎの父親である。 直接子どもたちと過ごしている時間については奥様程ではないかも知れないが、「育児の手伝い」ではなく、自分も育児の主役として子どもたちに接してはいるつもりだし、使える限りの時間を子どもたちと過ごす為に使っているつもりである。 以下、r911の日記様を読んで思ったこと。 r911さんが来おっしゃりたいことからは外れているかも知れないし、最終的な結論は変わらないかも知れないが、感じたことをそのまま書く。 現代の子育ては、物理的なデメリットが結構が多いのだが、一方で、精神的なメリット面が妙に強調されているのではないか?ということを書きました。 引き換えにするものが多い分、精神的な価値(ていうか、メリットっっぽいものってそのくらいしかないかも?)を強調するのではないか、と。まあ、そりゃしょうがないんじゃないかなあ、と思った。

  • よくわからないが「ドモホルンリンクル」という言葉が凄い: 不倒城

    まず、「ド」で始まるという辺りで、中ボスから大ボス的な「強そうな言葉」というポテンシャルを感じさせる。ドレッドノート、ドルアーガ、ドズル・ザビ、ドルマゲス、ドボルベルク、ドラゴドス、土井正三など、「ドで始まるなんかゴツそうな言葉」というのは枚挙に暇がない。ドレッドノートなどは、後々まで「ド級(弩級)」という言葉を残した程である。 その上で、「モホルン」という、若干変態性が漂いつつ、どことなくガチムチ系の雰囲気も残す、正体不明な音節が続くことによって、視聴者の警戒感のボルテージを上昇させる。「ゴツそう」な上で更に「なんか変態っぽい」という気配によって、視聴者の警戒意識は急速に高まることになる。 そこで、不意打ちのように続く「リンクル」という謎の可愛らしい音節。 りん、である。おまけにクル、である。「ティンクル」や「きらりん」といった、なかよしやりぼん系の子供向け少女漫画の気配満載ではないか。

    YMZ
    YMZ 2011/06/17
    「ドモホルンリンクル」は、ドモ(Domo)はラテン語で「抑制」、ホルン(horn)はドイツ語で「角質」、リンクル(Wrinkle)は英語で「シワ」を意味します。」
  • ラピュタには何故自爆コマンドが用意されているのか: 不倒城

    バルスのことなんですけど。 大多数のネットユーザー諸兄はご存知かと思うが、バルスは天空の城ラピュタにおける「滅びの言葉」である。劇中ラストシーンにおいて、家伝の飛行石を手にしたシータとパズーが「バルス!」と叫ぶと、なんか飛行石がやたら光ってムスカさんが目が目が星人になったりラピュタがぶっ壊れたり、色々とエラいことになる。 「バルス=滅びの言葉」という図式の定着度・認知度はWeb上では恐ろしい程であり、ラピュタ放映時には実況板が「バルス!」の書き込みとAAで埋め尽くされるという。 まず考えなくてはいけないのは、このバルスという命令は一体何の為に用意されたAPIなのかということである。 ラピュタは人工物なので、当然設計者や開発者がいた筈である。そして彼らは、管理権限キーっぽい小さな飛行石に、複数のコマンドを用意している。「困った時のおまじない」であるとか、「滅びの言葉」がそれである。飛行石を身

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    YMZ 2011/06/17
    オーバーホール用で,何か唱えるとすっかり元通りになるんじゃないかとか。
  • 「ドラえもん」と「キテレツ大百科」の比較論。: 不倒城

    言うまでもなく、「ドラえもん」と「キテレツ大百科」はいずれも藤子・F・不二雄先生の代表作の一角である。この二作は、色んな点で相似しており、かつ色んな点で相違している。 この二作の似たところ、違うところを分析してみると面白そうな気がしたので、ちょっとこのエントリーでまとめてみる。原作版とアニメ版を厳密に区別していないことについては予めお断りしておく。長文なのでお暇なときに。 以下はWikipediaの参照URL。ちなみに、作品の成立自体はドラえもんが1970年、キテレツ大百科は1974年で、キテレツの方が新しい。 Wikipedia:ドラえもん Wikipedia:キテレツ大百科 ○この二作が似ているところ。 ・主要キャラクターの配役。ドラえもんにおいてはのび太・ジャイアン・スネ夫・しずかちゃん・ドラえもん、キテレツ大百科においてはキテレツ・ブタゴリラ・トンガリ・みよちゃん・コロ助と、配役は

    YMZ
    YMZ 2010/08/27
    「あだ名だけ見ていると、一番いじめられているのはどう見てもブタゴリラなんだけど、なんかあれ自称らしいですね。おかしいだろブタゴリラ。」
  • 「風の谷のナウシカ」に見るマネジメント論。: 不倒城

    原作版ナウシカのお話なのである。長文なのである。ネタバレなのである。いまさらネタバレを気にする作品なのかどうか分からないけど。 宮崎駿氏の手による原作版「風の谷のナウシカ」は、言うまでもなく素晴らしいエンターテインメント大作であり、数々の魅力的なキャラクターを擁してもいる。 エントリーでは、そんな魅力的なキャラクター群の中でも「指導者的立ち位置」にいる人達に着目して、マネージャーとしてのナウシカキャラを分析したり適当にだべったり思いつきを書き連ねてみたりしたいと思う。 1.ナウシカにおける「指導者」とは誰か。 ナウシカという作品には、様々な組織や勢力が登場して、衝突したり協力したりすれ違ったりいがみあったり、それぞれの組織が色んな展開を見せる。トルメキアとか、土鬼(ドルク)諸侯連合とか、風の谷を含む辺境諸国とか、蟲使いとか森の人とか、とにかく色んな勢力がある。 当然、それぞれの組織にはマ

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    YMZ 2010/06/24
    ナウシカのビジョンは確かに見えない。清浄な世界を目指すのは周囲に理解されにくいから現状維持,程度か。あとユパ様というコンサルがいるのが大きいか。
  • 5年経って学んだこと。: 不倒城

    自分を信用すること。自分の発想をそれなりに信用すること。 無理をしないこと、気長に構えること。 自分で自分を縛らないこと。 ブログを書くというのは、過去の自分の切り売りだと思っていた。 いつか書くことが尽きるのだろう、と思っていた。 危うくスルーするところだったが、昨日でブログを書き始めてから丸五年が経過した。 二年前、ブログを始めて3年経った時には、私は「読んでくれる人を信頼すること」を学んだ、と書いた。 で、それから更に二年経って思ったことを雑然と書こうと思う。 昔からの話だし、多分誰でもそうだと思うのだが、私はたまに「書きたいという欲求」を失う。普段は次から次へとくだらないことを思いつく脳味噌が、嬉々として長期休暇に入る。日ごろ書き溜めている書きかけのエントリーにも、一行たりとも付け加えることがなくなる。 それは、例えば全く別の何かに熱中するときであったりするし、例えば中途半端な忙し

    YMZ
    YMZ 2009/11/14
    「「今書きたいという欲求が目減りしても、その内必ず復活する」ということを学んだ。自分の表現欲求を信用して、それほど書く気が起きない時は無理せず筆を休めても特に問題はない、ということを学んだ。」
  • 「必死に書く人」は、記事の通風孔を塞ぎ過ぎてしまう: 不倒城

    のではないか、とちょっと思った。 twitter茂木センセーがおかしくなっちゃったのは、必死で書いたがぜんぜん売れないのに、テキトーに書いたやテキトーな対談が馬鹿売れしてしまったからだと思う。「バカ売れ」までいくとどうなのか分からないが。 必死に書いたが全く売れないのに、テキトーに書いたが何故かそこそこ売れてしまう、という事象は、実は全然珍しいことではない。よくある。 また、ブログに置き換えてみると、必死に書いた記事が全く顧みられないのに、テキトーに書いた記事にブクマがつきまくる、というのも、おそらくそれ程珍しいことではない。 多分、理由は単純だ。これは、「必死に書く」が「穴を塞ぐ」と結びついた時に発生する現象だと思う。 よく言われることだが、いいスピーチの要件の一つに「内容を深める質問が出ること」というものがある。「あれ、ここはどうなんだろう」という、ポジティブな形での疑問を聴

    YMZ
    YMZ 2009/07/31
    「「多少穴があった方が読者に受ける」。この際、「上手い穴の作り方が出来ること」が、人をたくさん呼べる記事を書くテクニックの一つである」穴を作りたいとは思わないなあ。
  • 結構本音で、いわゆる「結婚への高望み」の中身について聞いてきた: 不倒城

    当にひょんなことから、職場でこちらのエントリーについての話になった。 当は怖いガールズトーク 話した、というか話題にされた相手は、隣の部署のAさんである。どうもはてなー、というか増田によく書き込む人らしく、たまたまはてなブックマーク経由でまなめさんのまとめに辿り着いた。 彼女はモテないという。私は元来頭の頂点からつま先に至るまで純度100%の朴念仁である為、どういう女性がモテてどういう女性がモテないのかよく分からないのだが、人曰く「笑える程もてない」らしい。 非常にさばさばとした人で、酒も入ってない職場の席で、普通なら話しにくそうな話を平然とするので、ちょっと書き留めておきたくなった。 以下、会話の内容は編集しているが、大筋では話したまんま。 A:「これさあ、」 し:「はいはい」 A:「最近、「結婚に対して高望みし過ぎな喪女」みたいなスレとか記事とかよくみるけど。多分なんだけど、私に

    YMZ
    YMZ 2009/07/23
    「ただ「妥協した結婚」を「妥協しなかった結果の独身生活」よりも低く捉えているだけ」小町でもよく見る意見。この「低く捉える」がまた揉めるポイントに。
  • カード人狼の歩き方・ローラーや決め打ちについて考えてみる夕べ: 不倒城

    Q.ローラーとはなんですか。 A.ある範囲の人々を順番に全員吊ることです。 例えば。占い師coをした人が3人いたとする。真占い師は1人しかいないから、3人の内二人は必ず偽者、狼陣営である。狼かも知れないし、狂人かも知れない。 そこで、この3人を順番に全員吊ることが「占い師ローラー」と呼ばれる作戦である。 メリットは、「確実に狼陣営が×人吊れること」。例えばキューピッドや妖魔がいない通常構成で、占い師が3人出ている場合、かなりの確率でその中には狼が1匹混じっている。占い師ローラーを行えば確実に狼が一匹吊れる。 デメリットは、「確実に真能力者を吊ってしまうこと」「吊り回数が確実に×回無駄遣いされてしまうこと」。これはもう当たり前のことで、狼側に致命的なミスがない限り同職に含まれる狼は最高でも一匹だけだし、その他は基的にはムダ吊りである。吊り回数に余裕がない時にローラーを選択してしまったばかり

    YMZ
    YMZ 2009/07/10
    「人狼ゲームは元来「会話」というとてもファジーなものを題材にしているゲームなので、どちらかというと確定情報が手に入ることの方が例外だし、確定情報に頼り過ぎるのは時としてとても危険」安全策も人気ワード。
  • 人狼ゲームに学ぶ、会議に関わる10の法則: 不倒城

    1.確実な情報を持っている人には早めに喋らせないと話が進まない。(※1) 2.けど、確実な情報がいつも手に入ると思ったら大間違いである。(※2) 3.確実な情報が揃わないからといって会議をやめる訳にもいかない。(※3) 4.意思決定の基は多数決。 5.けど、実際には誰か一人のまとめ役が集約した決定権をもっていることが割と多い。(※4) 6.まとめ役は、まとめ役だからと言って物事がちゃんと見えているとは限らない。 7.物事がちゃんと見えていない人がまとめ役だと、往々にして会議は覿面にすっころぶ。(※5) 8.怪しい発言を行う人は、往々にして当に怪しい訳ではなく、単に話についてきていない人であることが多い。(※6) 9.結論を先送りにすることがいい結果を生むことも意外とある。(※7) 10.人狼ゲームが実際の会議に圧倒的に優っている点が一つある。時間制限が厳密ということだ。(※8) ※1:

    YMZ
    YMZ 2009/06/25
    「人狼ゲームが実際の会議に圧倒的に優っている点が一つある。時間制限が厳密ということだ。」確かにw
  • カード人狼の歩き方・村側初心者編。: 不倒城

    もうとっくの昔にもっと上手くまとめてる人がいるかも知れないけど、まあ別にいいや。 最近カード人狼を久々にやる機会があって、強く思ったこと。それは、 ・人狼は喋れば喋る程面白いのに、喋らないと勿体ねぇ!! ということ。正味な話、人狼というゲームは全体の発言量が多くなればなるほど、どんどん楽しくなっていくゲームだと思う。 勿論、元々話すのが余り好きではない人や、あるいは作戦として「寡黙」を選択している人が無理に喋る必要は全くない。ターンが短いから話す暇がない、という場合もあるかも知れない。ただ、「何を話せばいいのかよく分からない」という理由であまり話せない人も結構いるみたいだなーと感じた訳で、そういうのは多分大変に勿体無い。 ということで、作戦がどーとか戦略がどーとかのもうちょっと手前で、特に人狼ゲーム自体に不慣れな人用に、「どんなことを話せばいいか」について、今回は村側視点で考えてみたいなー

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