フランス中部サンテニャンにあるボーバル動物園で飼育されているチンパンジー(2014年7月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/GUILLAUME SOUVANT 【6月3日 AFP】調理をする際に必要となる認知能力の一部は、人間とチンパンチーで共通しているとした研究論文が3日、発表された。チンパンジー保護区で行われた実験は、類人猿と人類の共通の祖先が、この認知能力を双方に授けたことを示唆しているという。 熱を使って硬い繊維質やでんぷん質を分解し、肉や塊茎の消化が容易になったことで、ヒト科動物の祖先の食べ物の幅は大きく広がった。これによりカロリーが増強され、それがより大きなエネルギーを必要とする脳の進化へとつながったといわれている。 この考えについて、米ハーバード大学(Harvard University)とエール大学(Yale University)の研究者らは、鍵はチンパンジーにあると考
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