江戸時代に日本で初めて反射望遠鏡を作った国友一貫斎が使用していた望遠鏡を作る道具や製作途中のレンズなど、およそ100点がまとまった形で確認され、調査に当たった専門家は「試行錯誤のあとやどうやって望遠鏡を作ったかが分かる非常に貴重な発見だ」と指摘しています。 国友一貫斎は、江戸時代の後期に今の滋賀県長浜市にあった鉄砲鍛冶の家に生まれ、今からおよそ190年前に日本で初めて反射望遠鏡を製作したことで知られています。 今回見つかったのは、一貫斎が反射望遠鏡を製作する際に使用したネジ回しや千枚通し、鏡やレンズを磨く砥石(といし)、それに製作途中のレンズなど合わせておよそ100点で、長浜市にある一貫斎の生家に保存されていたものを市などが調査して確認しました。 江戸時代の科学技術にまつわる製作道具などがこれほど多く残されているのは、ほとんど例がないということです。 一貫斎が作った反射望遠鏡は4台が現存し
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