創業後、1年くらい無給で働く経営陣って結構いらっしゃいます。この理由をご存知ですか? もちろん売り上げがなかなか出なくて給与が出ない、という切実な理由の場合もあるかと思いますが、むしろ重要なのが税金です。 会社を作るときに自分の貯金を切り崩して資本を入れるわけですが、給与をもらうということは入れた資本金を自分に戻すという行為に他なりません。このとき単に戻るだけならいいのですが、そのとき所得税、市民税、社会保険費などが発生してしまうわけです。元は自分のお金なのに馬鹿らしいですよね。 つまりある程度売り上げが立ってくるまでは、会社から給与をもらうよりは貯金から生活したほうが無駄に税金がかからなくていいということになります。