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bookとBOOKに関するakihiko810のブックマーク (520)

  • バズっても売れない?本は誰に向けて書くべきか - 集英社新書プラス

    かつて、「娯楽の王様」であったハリウッド映画。それが今、観客動員数と製作数の半減により、産業として終わりを迎えつつある。そのことを、16の作品批評を通して詳らかにしたのが、『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)だ。 発売直後から話題を呼んでいる書の刊行を記念し、著者の宇野維正氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)などで知られるライターの稲田豊史氏が対談。前編では映画についてを書くことの困難と、SNS時代における映画評論の立ち位置について語り合う。 左:宇野維正氏 稲田豊史氏 ◆「映画」で1冊のを出すことの難しさ 宇野 稲田さんの『映画を早送りで観る人たち』は、その元となったネットメディアの記事が話題になった時に目を通していたので、内容をわかったつもりになっていて刊行当初は読んでなかったんですよ。でも、あまりにも売れてるから

    バズっても売れない?本は誰に向けて書くべきか - 集英社新書プラス
    akihiko810
    akihiko810 2023/07/11
    宇野維正×稲田豊史 『ハリウッド映画の終焉』対談 【前編
  • 「マニアの趣味」から「大衆娯楽」へ。日本で最初の爆発的RPGブームを巻き起こした「初代ドラクエ」の偉大なる功績とは? | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい

    初の国産RPG群の誕生からまた数年後、いよいよ1986年に『ドラゴンクエスト』がファミリーコンピュータ(ファミコン)専用ソフトとして発売されます。ここまでの『ローグ』『ウルティマ』『ウィザードリィ』『ザ・ブラックオニキス』『夢幻の心臓』そして『ドラクエ』、これらのRPGをプレイ画面のデザインで比較してみると、『ドラクエ』で突然、ポップな絵柄になるのがわかると思います。 このビジュアル的変化は、当時『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』で時代の寵児となっていた鳥山明さんによるキャラクターデザインのポップさによる部分が大きいですが、ドラクエはそれ以外にも様々な作品的工夫と緻密なプロデュース戦略によって「マニアの趣味」だったRPGという遊びを、「大衆娯楽」というポピュラーな地位まで一気に押し上げることに成功しました。 これが初代『ドラクエ』の大きな功績です。 実際にファミコン用ソフトの初代『ドラク

    「マニアの趣味」から「大衆娯楽」へ。日本で最初の爆発的RPGブームを巻き起こした「初代ドラクエ」の偉大なる功績とは? | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
    akihiko810
    akihiko810 2023/07/08
    「国産RPGクロニクル」
  • 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある -春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を再読。 なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書) 作者:春日太一 発売日: 2014/09/16 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 かつて映画テレビドラマで多くの人々を魅了した時代劇も、2011年には『水戸黄門』が終了し、民放のレギュラー枠が消滅。もはや瀕死の状態にある。その理由はひとこと。「つまらなくなったから」に他ならない。/「高齢者向けで古臭い」という固定観念、「自然体」しか演じられない役者、「火野正平(=いい脇役・悪役)」の不在、マンネリ演出を打破できない監督、何もかも説明してしまう饒舌な脚、朝ドラ化するNHKの大河ドラマ・・・・・・。 (引用者後略) という内容。 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある。*1 以下、特に面白かったところだけ。 時代劇はマンネリと言われてしまうの背景 その結

    akihiko810
    akihiko810 2023/07/02
    この本は面白かった
  • 『M1グランプリ』創設の真実 ――中村計著『笑い神 M1、その純情と狂気』を裁断する―― - 吉村誠ブログ「いとをかし」

    昨年11月に出版された中村計著『笑い神 M1、その狂気と純情』(文藝春秋社)を読んだ。「M1グランプリ」を創設した者の一人として興味を抱いたからだ。「プロローグ」に「漫才とは何か、笑いとは何か。その核心を、その真髄を覗き見たくなった」と書かれてあったので、少し期待をしながら読んだ。 しかしながら、読み進めるうちに苦笑は失笑に変わり、読み終えた時には失望を通り越して呆れてしまった。 あまりにひどいである。このような「間違いだらけ」の論考で、世間をたぶらかしてはいけない、と私は思う。関西弁の話しことばで表現すれば「中村さん、わかりもせぇへんのに、何、たいそうなこと言うてんねん」である。 中村氏が、それまでの自分の人生とは縁遠かった「お笑い」というフィールドを題材にして、たくさんの時間をかけて、多くの人達に話を聞かれた労苦は評価する。しかし、著は「漫才」「笑い」「M1」について、なんら正鵠を

    『M1グランプリ』創設の真実 ――中村計著『笑い神 M1、その純情と狂気』を裁断する―― - 吉村誠ブログ「いとをかし」
  • 2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥

    2021年のこと。新刊映画情報が少なすぎるという苛立ちから、ぼく(=髙橋)とパートナー(=山麻)は「毎月、その月あるいは前月に刊行された新刊映画を5冊読む」ことに決め、「月例映画読書録」と題してクロス(ショート)レビュー方式で紹介していく……という習慣をnoteで始めた。にもかかわらず情けなくも、掲げられた「月例」の言葉むなしく、1年と経たずに更新遅滞が常態化し、ついには途絶えてしまった。しかし、いまも変わらず毎月5冊を選んでは買い求め、必死になって読んでいる。書くほうへ手が回らないのだから、もはやなぜ意地になって「5冊」の決まりを厳守しているのかわからないのだが。 とうとう2022年は単に読んでいるだけで終わった。けれど、それではさすがに寂しいじゃないかということで、せめて1年間の映画を振り返っておくことにした。毎月5冊、すなわち年間60冊。むろん全てに満遍なく触れることはでき

    2022年 映画本回顧放談|髙橋佑弥
  • 「ちびまる子ちゃんの“はまじの自伝”」を出版→大ヒット→権利会社が激怒…ベテラン編集者が明かした「若かりし頃のあやまち」 | 文春オンライン

    「我々は当に騙すつもりはありませんでした。あまりにも無知すぎたのです。」 かつて「ちびまる子ちゃん」のはまじのモデルとなった人物の自伝を出版した、編集者の草下シンヤ氏。当初予定していた発行部数を大きく上回り、初版は2万5000部、最終的には7万部近くも売れる結果に。ところが、ささいなことがきっかけで権利元のさくらプロダクションを怒らせてしまう……。 若かりし頃の草下シンヤ氏の失敗を、新刊『怒られの作法――日一トラブルに巻き込まれる編集者の人間関係術』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 国民的人気アニメの原作者に怒られる 現在は適切な謝り方がある程度見えますが、私も編集者として駆け出しだった頃は、トラブルが起きたときにどう謝ればいいのかわかりませんでした。それで和解できなかった苦い経験もあります。 私が彩図社に入ったのは23年前、地元から上京してきたばかり

    「ちびまる子ちゃんの“はまじの自伝”」を出版→大ヒット→権利会社が激怒…ベテラン編集者が明かした「若かりし頃のあやまち」 | 文春オンライン
  • 「ヤクザも人間なので、承認欲求がある」 暴力団取材のエキスパート・鈴木智彦インタビュー

    「暴力」に対する社会の目は、近年ますます厳しくなり、体罰や性暴力などのフィジカルな暴力は当然ながら、さまざまな行為がハラスメントとして認知されてきている。一方、社会的制約によってどれだけ取り締まっても、暴力は人々の目につかないところで依然として残り続けてもいる。陰を潜める“暴力団”と入れ替わるようにして、半グレをはじめとした新興の反社会的勢力が台頭しているのも、その現れの一つだろう。 ヤクザ取材のエキスパートであるジャーナリスト・鈴木智彦氏は、時代によってヤクザの在り方が変わりつつあるものの、その暴力には「人間の性がある」と語る。「人の生き死に」をテーマに30年以上ヤクザを追ってきた鈴木氏に、新刊『ヤクザ2000人に会いました』(宝島社)についての取材をおこなった。(小池直也) ヤクザはもはや同級生みたいな感じ ――著はヤクザ文化の教科書のようなだなと感じました。 鈴木智彦(以下、鈴

    「ヤクザも人間なので、承認欲求がある」 暴力団取材のエキスパート・鈴木智彦インタビュー
  • 手塚マンガあの日あの時+(プラス) Theインタビュー:『手塚治虫とトキワ荘』の著者、中川右介の執筆手法を探れ!! 第1回:文献資料を読み込むことの意義とは!?|虫ん坊|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

    手塚マンガあの日あの時+(プラス) Theインタビュー:『手塚治虫とトキワ荘』の著者、中川右介の執筆手法を探れ!! 第1回:文献資料を読み込むことの意義とは!? Theインタビュー:『手塚治虫とトキワ荘』の著者、中川右介の執筆手法を探れ!! 第1回:文献資料を読み込むことの意義とは!? 写真と文/黒沢哲哉 『手塚治虫とトキワ荘』や『アニメ大国建国紀 1963-1973』などを著した中川右介という作家がいる。中川氏の著作がユニークなのは、徹底した文献調査によって、埋もれていた"歴史の真実"や、誤って後世に伝わってしまった"伝説の真相"などを次々と明らかにしていることだ。我々「あの日あの時+(プラス)」調査隊は中川氏人を直撃し、その執筆手法の秘密をうかがってきた!! ◎住宅街の先にある仕事場を直撃!! 東京の巨大ターミナル駅新宿。我々「あの日あの時+(プラス)」調査隊は、ここからJR中央線に

  • 書籍『ゲームの歴史』 アタリVCS関連の記述への批判: Runner's High!

    エントリーは、書籍『ゲーム歴史』(岩崎夏海、稲田豊史 2022年)第一巻について、1977年に発売された最初期のカートリッジ交換型家庭用ゲーム機であるアタリVCS(Video Computer System)に関する記述を批判するものだ。 周知の通り、当該書籍は既に版元の講談社より絶版・回収措置が取られた。しかしながら、古書市場での流通に加えて、公共図書館等でも引き続き利用に供されていることを確認している。すでに『ゲーム歴史』を読んでしまった人に加えて、これから『ゲーム歴史』に目を通す人もゼロではないことから、詳細な批判を公開することは決して無意味ではないと考える。 もう一つ、『ゲーム歴史』は1980年代前半までの海外のビデオゲームについて、主要参考文献に挙げられている『それは「ポン」から始まった』(赤木真澄 2006年)の誤認識に起因する不適切な記述が多く含まれる。故に、エン

    書籍『ゲームの歴史』 アタリVCS関連の記述への批判: Runner's High!
  • 書籍「ゲームの歴史」について(12/終) | Colorful Pieces of Game

    このテキストは岩崎夏海・稲田豊史両氏による、先日絶版・返になると発表があった『ゲーム歴史』の1、2、3の中で、歴史的に見て問題があり、かつ僕が指摘できるところについて記述していくテキストだ。 (12)は3巻の第22-24章とあとがきを扱ったものになり、今回で最後になる。 いつもの2倍ぐらいの長さがあるので、覚悟して読んでいただきたい。 該当のの引用部は読みやすさを考慮してスクリーンショットからonenoteのOCRで文字の書きだしをしたものを僕が修正したものになっている。なので校正ミスで文と若干ずれたり、誤植がある場合があるかも知れないが、そこは指摘いただければ謹んで修正させていただく。 シリーズは以下のリンクを読んでいただきたい。 『ちょっとは正しいゲーム歴史』を国会図書館に納しましたゲームレジェンド新刊『ちょっとは正しいゲーム歴史』できました書籍「ゲーム歴史」について(

  • 書籍「ゲームの歴史」について(9) | Colorful Pieces of Game

    このテキストは岩崎夏海・稲田豊史両氏による『ゲーム歴史』の1、2、3の中で、ゲーム歴史的に見て問題があり、かつ僕が指摘できるところについて記述していくテキストだ。 (9)は2巻の第13-16章を扱ったものになる。 該当のは、ハッキング・箱庭・オープンワールド・疑似3D・2Dなどの通常のゲーム&コンピュータ用語に筆者の独自解釈が含まれていて、それを筆者の都合に応じて定義をいじりながら論を展開するために、極めて独特の内容になっている。 例えば3D描画で背景をテクスチャで埋めると3D+2Dの疑似3Dになると言われたら、普通のゲーム屋なら目を白黒させるだろう。ただ、それは筆者の主張なので「自分はそこは批判はしないが、筆者の見方には全く同意できない」とだけ書いておく。 該当のの引用部は読みやすさを考慮してスクリーンショットからonenoteのOCRで文字の書きだしをしたものを僕が修正したもの

  • 『ゲームの歴史』はなぜ炎上している? ゲーム初心者でも読んでわかった通史企画の難しさ

    ゲーム歴史』に厳しい指摘相次ぐ 最近、東京書籍の教科書に約1200ヶ所もの間違いがあったことが大問題になったが、書籍の信頼を揺るがす事件が多発している。昨年11月に出版された『ゲーム歴史』(岩崎夏海、稲田豊史/著・講談社/刊)が間違いだらけということで、ゲーム愛好家や業界人から指摘が相次ぐ事態となった。 記者も購入したが、ゲームにそれほど詳しくない人でも突っ込みができるほど初歩的な間違いが多い。著者の思い込みや又聞きをもとに書いたとしか思えない記述も散見され、白紙に戻して作り直したほうがいいレベルのであった。具体的な事実誤認や間違いについてはすでに多くの人が指摘しているので、ここでは触れないでおくが、なぜこうしたが出来上がってしまうのだろうか。 そもそも、『ゲーム歴史』という企画自体がかなり無謀なものだったといえる。通史の執筆は一朝一夕でできることではなく、ある分野のエキスパー

    『ゲームの歴史』はなぜ炎上している? ゲーム初心者でも読んでわかった通史企画の難しさ
  • アソコに大根を入れたり、手首を突っ込んだりしたことも…元ヤクザのAV監督(84)が“愛”について考えさせられた「ある女優との出会い」 | 文春オンライン

    ちょっと極端な例をお話しすると、かつて豊丸(とよまる)という女の子がいました。ハードなプレイが売りもので、淫乱女優として一躍有名になった。名のある女優をあまり撮らない僕が彼女の引退作を撮ることになったんです。 撮影の日の朝、「今までビデオでいろいろ頑張ってきたけど、実際はどうだったの?」って訊いたら「怖かった」と言う。 それまで映像の中で、彼女は貪欲になんでも求めているように見えました。でもメーカーや制作会社の要求がどんどんエスカレートしていくにつれて「きょうは何をさせられるんだろう」と実際は怯えていたんです。僕から見ても、アソコに大根を入れたり、手首を突っ込んだりするのは、とてもじゃないがセックスとは言えません。 その日、僕は男優に「過激なプレイはいっさい要らない。感情が伝わるセックスに徹してくれ!」と言いました。たとえ撮影現場であっても、最後に彼女が男とやさしさを与え合うようなセックス

    アソコに大根を入れたり、手首を突っ込んだりしたことも…元ヤクザのAV監督(84)が“愛”について考えさせられた「ある女優との出会い」 | 文春オンライン
    akihiko810
    akihiko810 2023/03/19
    『人生を変えるセックス』代々木忠
  • 世界の複雑さと向き合うための、シンプルな方法。『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』著者・片岡大右氏インタビュー |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    世界の複雑さと向き合うための、シンプルな方法。『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』著者・片岡大右氏インタビュー 2021年夏に起こった、ミュージシャン・小山田圭吾氏の「いじめ」に関する炎上騒動。日中が大騒ぎしたこの事件を、デヴィッド・グレーバーの翻訳でも知られる批評家の片岡大右氏が「インフォデミック」という観点から論じた『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』が集英社新書から発売され、売り上げランキングでも上位に付けるなど話題になっている。 この度サイトは、著者の片岡氏に単独インタビューを敢行。副題で「現代の病」と銘打れた「インフォデミック」の実態と、SNS時代に自分を見失わないための知恵を伺った。 片岡大右  (かたおか だいすけ):1974年生まれ。批評家。専門は社会思想史・フランス文学。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。単著に『隠遁者,野生人,蛮人――

  • 書評『ゲームの歴史 1』(岩崎 夏海、稲田 豊史): Runner's High!

    ゲーム歴史 1 出版社/メーカー: 講談社発売日: 2022/11/16メディア: Kindle版 『ゲーム歴史』、2022年11月発刊。著者は岩崎夏海氏と稲田豊史氏の連名。計三巻が出版されているが、以下は第一巻のみを読了した感想である。 書名が示すように、書はコンピュータゲーム歴史書を標榜している。 この『ゲーム歴史』に関しては、著者の一人である岩崎夏海氏のTwitter上での発言が物議を醸した。曰く、「データを用いると恣意性に際限がなくなる」「ゲームの世界に客観など存在しない」とのことだ。 〇『ゲーム歴史 1〜3』 / 岩崎夏海, 稲田豊史 (残念なと残念な著者の話)|keigo| この発言を目にした時点での僕はまだ『ゲーム歴史』を入手していなかったのだが、異論や反発を覚える以前にそもそも意味がわからなかった。データを用いず、また客観性を担保しないまま書かれた歴史書とい

    書評『ゲームの歴史 1』(岩崎 夏海、稲田 豊史): Runner's High!
  • 書籍「ゲームの歴史」について(5) | Colorful Pieces of Game

    このテキストは岩崎夏海・稲田豊史両氏による『ゲーム歴史』の1、2、3の中で、ゲーム歴史的に見て問題があり、かつ僕が指摘できるところについて記述していくテキストだ。 該当のは、ハッキング・箱庭・オープンワールド・疑似3D・2Dなどの通常のゲーム&コンピュータ用語に筆者の独自解釈が含まれていて、それを筆者の都合に応じて定義をいじりながら論を展開するために、極めて独特の内容になっている。 例えば3D描画で背景をテクスチャで埋めると3D+2Dの疑似3Dになると言われたら、普通のゲーム屋なら目を白黒させるだろう。ただ、それは筆者の主張なので「自分はそこは批判はしないが、筆者の見方には全く同意できない」とだけ書いておく。 なお、該当のの引用部は読みやすさを考慮してスクリーンショットからonenoteのOCRで文字の書きだしをしたものを僕が修正したものになっている。なので校正ミスで文と若干ずれ

  • 【注目点・感想】私とは何か「個人」から「分人」へ:平野啓一郎(著)

    著者の平野 啓一郎さんは、小説家。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した「日蝕」により第120回芥川賞を受賞。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。(公式サイトより一部引用) 著者が伝えたいこと 著者は「書の目的は、人間の基単位を考え直すことである」と述べています。 そして「分人とは何か? この新しい、個人よりも一回り小さな単位を導入するだけで、世界の見え方は一変する。むしろ問題は、個人という単位の大雑把さが、現代の私たちの生活には、最早対応しきれなくなっていることである。」と言います。 の目次 このの目次を引用して紹介します。 まえがき 第1章 「当の自分」はどこにあるか 第2章 分人とは何か 第3章 自分と他者を見つめ直す 第4章 愛すること・死ぬこと 第5章 分断を超えて あとがき 補記 「個人」の歴史 もっとくわしく見た

    【注目点・感想】私とは何か「個人」から「分人」へ:平野啓一郎(著)
  • 新書大賞受賞! ‟きちんと化”する世界になぜ現代思想が必要なのか(千葉 雅也)

    千葉雅也さんの『現代思想入門』が、祝「新書大賞2023」大賞受賞!! なぜ、今、現代思想なのか? なぜ、この、入門書なのか? その答えがここにある! 今なぜ現代思想を学ぶのか このは現代思想に入門するです。 ここで言う「現代思想」とは、1960年代から90年代を中心に、主にフランスで展開された「ポスト構造主義」の哲学を指しています。フランスを中心としたものなのですが、日ではしばしば、それが「現代思想」と呼ばれてきました。 書では、その代表者として3人を挙げたいと思います。 ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーです。 他にジャック・ラカンやカンタン・メイヤスーなどにも触れることになりますが、このではとにかくデリダ、ドゥルーズ、フーコーという三つ巴をざっくり押さえます。この三人で現代思想のイメージがつかめる! それが書の方針です。 では、今なぜ現代思想を学ぶのか。

    新書大賞受賞! ‟きちんと化”する世界になぜ現代思想が必要なのか(千葉 雅也)
  • 直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)

    SF界の注目作家・小川哲による巨編歴史小説『地図と拳』が第168回直木三十五賞を受賞した。日露戦争後からの半世紀、満洲​のとある町という絶妙な舞台で、歴史・地理・風俗・文化の背景が緻密に描かれ、そこにダイナミックなドラマが展開するこの作品は、一読した読者を強力に惹きつけている。 この壮大な歴史ドラマはいかにして作られ得たのか。実は、作品の歴史考証には、ある中国史研究者が協力していた。『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(講談社学術文庫)の著者である澁谷由里氏がいま語る、創作と考証をめぐる秘話。 作家の「ツボ」を衝いた? カルト集団事件の研究書 第168回直木三十五賞受賞作『地図と拳』(集英社刊)の歴史考証を、『小説すばる』での連載開始前から単行刊行までの約4年間、筆者は手がけてきた。「満洲もの」を書きたいと志した著者の小川哲氏が、拙著を読まれて、担当編集者とともに筆者の研究室を訪ねて

    直木賞受賞『地図と拳』、「満洲」をめぐる“歴史考証”のプロセスが圧巻だった…! 考証者が語る創作秘話(澁谷 由里)
  • 「多様性について考えてくれただけでありがたい」とは思わない。『ジャクソンひとり』の“復讐”が意味するもの【芥川賞候補作】

    「多様性について考えてくれただけでありがたい」とは思わない。『ジャクソンひとり』の“復讐”が意味するもの【芥川賞候補作】 アフリカのどこかと日のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい――。職場でそう噂される「ジャクソン」が主人公。「この軋轢や諦念、あるいは幸福を、日々“当然のこと”として生きている誰かへ」【安堂ホセさんインタビュー】

    「多様性について考えてくれただけでありがたい」とは思わない。『ジャクソンひとり』の“復讐”が意味するもの【芥川賞候補作】