●2011年にCPUアーキテクチャを変革するIntelとAMD PC&サーバー向けのx86 CPUにとって、おそらく2011年が次の大きな転換点となる。単なるアーキテクチャの変わり目ではなく、10年に1度のターニングポイントだ。 IntelとAMDの2011年までのCPUロードマップが見えてきたことで、x86 CPUワールド全体の大きな流れが見えてきた。簡単に言えば、2004年から2010年の「マルチコア化時代」が終わりを迎え、2011年からは「マルチコア+ベクタ拡張+システム統合時代」に入る。2011年がCPUアーキテクチャの方向が再び変わるターニングポイントとなる。今年(2009年)から来年(2010年)は、そのための助走時期で、慣性でマルチコア化が続く時期となりそうだ。 昨年末から今年にかけて、IntelとAMDの双方が、CPUコアアーキテクチャの転換を2011年に据えたことを明らか
■ 第444回 ■ SSDの信頼性は、すでにHDDを超えている ~東芝セミコンダクター社 インタビュー 一昨年、昨年と大幅な低コスト化が進んだことで、モバイルPC用ストレージとしての存在感を増しているSSD。いくら安価になったとは言え、さすがに絶対的な記憶容量や容量あたりの単価ではHDDにかなわないSSDが、これほど注目を集めるのは、高性能、低消費電力、小型、耐衝撃性といった要素を備えているからだ。 特に1.8インチHDDを前提とした小型ノートPCの場合、本来はSSDが不利な記憶容量の面でも同等レベルになってきており、消費電力低減や軽量化といった要素も含め、トータルでSSD搭載モデルの方が魅力的なのは当然のことだ。 しかし同時に、ノートPC向けSSDが徐々に一般化する中で、SSDのセルはMLCへと主流が移り変わり、セルの書き換え可能回数はSLCより減ってしまった。本当にSSDでも大丈夫なの
日本HP、Atom搭載で軽量化した「HP 2140 Mini-note PC」 ~ディスプレイは10.1型に大型化 3月上旬 発売 直販価格:64,890円 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、ミニノートPC「HP 2140 Mini-note PC」を3月上旬に同社オンラインストアで発売する。直販価格は64,890円。 1月のCESで発表された同社のミニノートPC新モデル。従来機種のHP 2133 Mini-note PCから、CPUをAtom N270(1.60GHz)に、ディスプレイをLEDバックライトの10.1型ワイド液晶に変更し、バッテリ駆動時間が向上したほか、重量が約1.19kgに軽量化された。また、HDDを7,200rpmの160GBに強化した。 液晶ディスプレイは10.1型ワイドに大型化したが、解像度が1,024×576ドットと従来機種より低解像度のパネルに
ソニーが発表した「VAIO type P」は、久々にソニーらしさというよりも、“バイオらしさ”が出たモバイルPCだ。そのスペックはすでに発表記事で紹介されているので、ここでは詳しく書かないが、ソニーなりにIntelのMobile Internet Device(MID)向けプラットフォームを料理した製品がVAIO type Pである。 それはネットブックなどの低価格ミニノートPCではなく、Intel提唱のMIDとも異なる。MIDのコンパクトさとノートPCの汎用性の2つを1つにした新しい提案だ。特定用途に向けたデザインではなく、ノートPCの形態を維持したまま可能な限り携帯性を高めた製品だけに、用途はユーザー次第でさまざまに広がるだろう。 筆者も発表前にしばらく試用したが、その間にチェックしてみたVAIO type Pの“気になるところ”を紹介していきたい。 ●MIDベースのノートPCなら、か
発売日:未定 価格:未定 IntelがMID(Mobile Internet Device)向けプロセッサ「Atom」を4月に正式発表し、その約2週間後には、国内でウィルコムが世界初のAtom搭載通信端末「WILLCOM D4」を発表した。 つい先週開催された組込みシステム開発技術展では、その多くは組込み向けだが、多数のメーカーがAtom搭載製品を展示。6月には台湾でCOMPUTEXが開催されるので、そのタイミングでは、おそらく台湾の各ベンダーも搭載機を発表ないし、披露してくるものと思われる。 そんな中、MSIが現在開発中のAtom搭載ミニPC「WIND PC」の試作機を、短期間ながら評価する機会を得た。簡単にではあるが、その性能などについて紹介したい。 光学ドライブは一般的な5インチベイ用。USB 2.0×2、音声入出力、SDカード/MMC/メモリースティック/xD-Picture Ca
8月8日 発売 アップルジャパン株式会社は8日、新iMacおよびiLife '08/iWork '08の製品説明会を開催した。本体のハードウェア仕様については別記事を参照していただくとして、ここでは各製品の主な特徴などについて紹介する。 iMacは、アルミとガラスの一体感を演出した新筐体を採用した液晶一体型機で、液晶フレームの下側にあるメモリスロットカバー部の1カ所を除いて、外部からはまったくネジが見えない。 キーボードも本体にあわせてデザインが一新され、薄型のアルミ製筐体を採用。また、画面の輝度や、メディア操作用のファンクションキーを搭載するほか、オプションでワイヤレスキーボードも用意される。 液晶サイズは20インチ(1,680×1,050ドット)モデルと24インチ(1,920×1,200ドット)モデルが用意され、CPUはFSB 800MHzのCore 2 Duo(2/2.4GHz)とC
8月7日(現地時間) 開催 米Appleは8月7日(現地時間)、カリフォルニア州クパチーノの同社内ホールにおいて、報道関係者向けにApple Special Eventを開催した。イベントには同社のスティーブ・ジョブズCEOが登場。リニューアルされたiMacをはじめとして、iLife '08、iWork '08のアプリケーションスイートを発表。他にも多数のMac関連製品の発表、更新が行なわれた。 最初にジョブズCEOは、簡単にMacの市場での成長について触れた。PC市場全体の成長率が8~13%にとどまったこの1年のなかで、Mac関連単独で見ればほぼ3倍となる28~36%の成長率を達成した。曰く「Macにとってすばらしい12カ月だった」という。 「今日はMacのプロダクトラインのなかでiMacにフォーカスする」として、同氏はあらためてiMacのコンセプトを振り返った。携帯電話や音楽プレーヤー
マウスの発明者として知られるダグラス・エンゲルバート(Douglas Carl Engelbart)氏(1925~)は、マウスというその画期的な発明のみならず、現在のパーソナルコンピュータで当たり前のように使われているワードプロセッシングや、アウトライン処理、ウィンドウシステム、テキストリンクといった技術を世界で最初に紹介した人物である。 ワールドワイドウェブの考案者として知られるテッド・ネルソン(1937~)も、エンゲルバート博士の業績に強く影響されながら研究を進めてきたという。まさに、現在のパーソナルコンピューティング環境の原型を作った人物といっていいだろう。 ●すべては1945年に収束する 現在、ダグラス・エンゲルバート博士は、米カリフォルニア州フリーモントのLogitech(日本法人名はロジクール)本社の一角に、作業スペースを提供され、近郊のアサートンという街からそこまで、約16k
4月29日発売 4月29日午後6時から、Mac OS X v10.4 "Tiger"が発売された。 アップルコンピュータの直営店である「アップルストア銀座」では、前日の午後5時から並んだ男性を先頭に、販売を開始した午後6時には約1,000人が並んだ。 29日午後6時の発売は、世界同時となることから、時差の関係で日本のアップルストアでの発売がもっとも早くなる。 最前列の男性は、「昨日は、有給休暇を使って会社を休んだのですが、やはりTigerを購入するには正装でないと」として、横浜の自宅から直接駆けつけたにも関わらず、濃紺のスーツにピンクのネクタイ姿。その格好で発売まで25時間を待った。「購入後は、ストアでのイベントを楽しんでから、自宅に帰ってインストールします。疲れているから、再起動は明日になりそう。でも、ゴールデンウイーク中は、Tigerを使い倒します」と語っていた。 購入者の列は、午後5
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く