新型コロナウイルスの流行を受け、各国政府が国民に自宅で働くよう呼びかけている。その結果、世界中で何百万人もの人が職場を離れた。整然とデスクが並び、蛍光灯で照らされ、コピー機の音が聞こえ、うわさの飛び交う給湯室のある、あのオフィスを。 在宅勤務は、新型ウイルスによる感染症(COVID-19)の感染拡大を封じ込めるための措置だ。通勤するよりも家でじっとしている方が安全で、混雑したオフィスを出た方が、流行を遅らせられると考えられている。 多くの職場が今や、大勢が集まるオフィスでの勤務を禁止している。これは単なる予防策ではない。オフィスはウイルスや細菌が特に広がりやすい場所だ。毎年のように職場で何かしらの病気がはやるのを、誰もが経験しているはずだ。