中東イスラエルのラピド首相が国連総会で演説し、停滞するパレスチナ和平について「2つの民のための2つの国家こそがイスラエルにとって最適だ」と述べました。イスラエルの首相が国連総会の場で2つの国家の共存への支持を表明するのは近年では異例です。 国連総会では22日、議会が解散したあとに、暫定的に職務を務めているラピド首相が演説しました。 この中でラピド首相は、2014年以来、交渉が停滞しているパレスチナ和平について「2つの民のための2つの国家こそがイスラエルの安全保障や経済にとって最適だ」と述べました。 そのうえで「将来のパレスチナ国家は平和的なものでなければならない」と強調し、イスラム組織ハマスなどに対し、武力攻撃をやめるよう主張しました。 イスラエルの首相が国連総会の場で2つの国家の共存への支持を表明するのは近年では異例です。 パレスチナ和平をめぐっては、イスラエルで右派政権が続き、ユダヤ人