投棄場所は神社(写真上)から約300メートル下の崖。霊山のイメージ低下が懸念される=5月下旬、石巻市の金華山 宮城県石巻市の金華山の崖に産業廃棄物を不法投棄したとして、宮城県警生活環境課と石巻署は12日、廃棄物処理法違反の疑いで、金華山黄金山神社宮司奥海聖(66)=石巻市鮎川浜金華山=、同神社職員小松匡志(49)=同=、同神社の元職員で大崎八幡宮職員日野篤志(43)=東松島市牛網=の3容疑者を逮捕した。県警によると、神社が産廃管理票(マニフェスト)を作成した記録はなく、県警は30年以上前から常習的に崖に投棄していたとみて経緯を調べる。 事業者は産廃処理の際、ごみの種類や分量を記したマニフェストを処理委託業者に交付して廃棄物の移動状況を明示し、交付状況を県に毎年報告することが義務付けられている。県警によると、神社から県へのマニフェスト交付の報告はなく、神社は適正な処理場がない島内で不法に自己