京大周辺の立て看板のある景観を残すよう求める要請書を市に出した「立て看文化を愛する市民の会」のメンバー(京都市中京区・市役所) 京都市の屋外広告物条例に違反するとして京都大が吉田キャンパス(左京区)周辺の立て看板を撤去した問題で、市民約30人が「立て看文化を愛する市民の会」(同)を結成し、23日、市に対して同条例の改正や京大への指導を撤回するよう要請書を出した。同会は今後、署名活動やシンポジウムにも取り組み、立て看板の復活を目指すという。 同会は、京大周辺の住民らが「立て看板は広告物ではなく文化」との思いから9日に結成した。12日に同会の主張を掲載した看板を吉田キャンパス周辺に設置したが、13日に撤去されたという。 要請書では、立て看板について「半世紀以上にわたり、地域に親しまれ景観としてなじんできた」と指摘し、「学生街ならではの文化的表現」と訴えた。その上で、「『美しい景観』とは、地域独