■わが子の入学式を優先した女性教諭 埼玉県の高校の女性教諭が、息子の高校の入学式に出席するため、勤務先の高校の、しかも自分が担任をすることになっている生徒たちの入学式を欠席したことが大きく話題になった。発端は、女性教諭が務める高校の入学式に参加した県議のフェイスブック。入学式の翌日に「教員の責任感や倫理観、モラルとはどうなっているのでしょうか? 教員には、仕事がある故、生活が成り立っている旨の思いはないのでしょうか? 権利ばかり言う教員はいらないのではないのでしょうか?」と怒りをぶちまけた。「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏も教師の先輩として、「職場放棄」と一蹴した。 しかし世論の受け止め方は違った。埼玉県教育委員会に寄せられた意見では、「女性教諭への理解」が44%、「批判や苦情」が23%で、女性教諭擁護派が圧倒的に多かった。県議のブログには非難の書き込みが相次ぎ炎上。尾木氏のブログも