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![「藤井さんに負けてから将棋へのモチベーションが…」 永瀬拓矢九段が王座戦死闘で感じた「藤井八冠が負けない理由」 | デイリー新潮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ccd9cf6c1301e00533fb58579b23d46e797a392e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dailyshincho.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F01%2F2401101430_5.jpg)
「あなたはジャーナリストか、それとも日本のシュピオン(スパイ)か?」 彼は、私の質問を遮ってそう迫った。彼の名は、デニス・カプースチン氏。 ロシア人としてあえてウクライナ側に立って、軍事侵攻を続けるロシアと戦う「ロシア義勇軍」の司令官だ。 そのカプースチン氏が、ウクライナの首都キーウで私たちの単独インタビューに応じた。 なぜ、彼らは“祖国”ロシアと戦うのか。通訳なしの1時間半におよぶインタビューで迫った。 ロシア義勇軍司令官 カプースチン氏 「プーチンは恐怖だけで支配している。誰もが彼を恐れている。プーチン反対派も賛成派もどちらもだ。ロシアの人々の『恐れ』が続くかぎり、プーチンは権力の座に居続ける。 しかし、我々は違う。SNSで文句を言うだけでなく、プーチン反対の意志を明確にして、実際に銃を手に取ったのだから。我々ロシア義勇軍は、怖がることをやめたロシア人の集団だ」 カプースチン氏は終始、
社会は変わり続けているのに政治が「昭和」のまま (前編から続く) 私が政治家として過ごしてきた30年は、平成の30年間とほぼ一致します。この時代は戦後復興から高度成長という「昭和の社会」が変質してしまったのに、政治がそれについて行けず右往左往した時代でした。その状況は現在、さらに深刻になっています。「昭和」を終わらせないといけません。 平成の時代に社会はどう変わったのでしょうか。 まず国内では、人口が急激に増えた時代から、急激な人口減少社会に転換しました。国際的には、急激な気候変動と権威主義の台頭によって、私たちが国際社会の安定に依存することができなくなりました。 自民党も問題は認識していると思いますが、人口減少には人口問題、気候変動には温暖化問題というように、個別の課題ととらえてパッチワークのような対応しかしていません。 自民党は「見たくない現実」から目を背けている これらに加えてあと2
岸田文雄内閣の支持率が低迷している。だが、野党第1党である立憲民主党の支持率も伸びていない。なぜ立憲は世論の受け皿になっていないのか。2017年に立憲を結党し、21年まで代表を務めた衆院議員の枝野幸男氏(59)に、ジャーナリストの尾中香尚里さんが聞いた――。(前編/全2回) 「枝野幸男」と「菅直人」は体質が違う 今年で政治家生活30周年を迎えました。ついこの間、初当選したばかりのような気がします。「あっという間だったな」という印象です。 30年間の仕事の中で、政治家としての今の私を形作ったのは、新人議員時代に取り組んだ薬害エイズ問題です。あの時は「自社さ」の橋本政権で、私はさきがけ所属の与党議員でした。(危険な非加熱製剤を多くの血友病患者に投与し、HIVに感染させてしまった)製薬会社や厚生省(現厚生労働省)の追及はもちろんでしたが、被害者の皆さんのニーズに応えてどう現実を動かすか、という仕
インタビューの前編では、番組復帰後の心境、本の出版に踏み切った理由、ツイッター再開の経緯などについて話を聞いた。後編では、息子に対する思いや知られざる番組復帰時のエピソード、恩人である東野幸治のすごさ、単独ライブに対する思いなど、さらに彼の今を深掘りしていく――。 【インタビュー前編】⇒アンジャッシュ渡部建、“活動自粛”を経てたどり着いた新境地「ちょっとだけ前に進ませてください」 スキャンダル後、浮き彫りになった人間関係 ――2020年にスキャンダル報道があって、いろんなことを考えたと思います。何か物の見方が変わったところはありますか? 渡部建さん(以下、渡部):言い方が難しいですけど、「親身に心配してくれる人が浮き彫りになった」みたいな気付きはありましたね。たぶんスキャンダルがないまま芸能生活を送ってたら、こういう思いは受け取れなかった。それくらい本当にみなさんに手を差し伸べていただきま
「いつでもスマイルしようね/とんでもないことがおきてもさあ」 2020年、日本をも覆ったコロナ禍。閉鎖的で先が見えない日々は長きにわたり続き、人の心が暗く沈むなか、CMで森が披露した「スマイル」の真っすぐな言葉、そして彼女の溌剌(はつらつ)とした歌は、多くの人の耳と心に届いた。 どれだけ彼女の歌が突き刺さったかは、YouTubeでの再生が 3700万回以上(2022年8月現在)という数字が物語る。取材中もその数字は伸び続け、そのことを森に報告すると「え、すごっ!!」と、まるで他人事のように目を丸くした。 「これだけ多くの人に聴いていただけるとは、歌った当時は全然想像できませんでした。以前、友だちが、いろんな人がTikTokやSNSで、『スマイル』を使って動画を作っているよと教えてくれて。気になりいろいろ調べると、『<スマイル>のお姉さんみたいになりたい!』と言っている小さい子の動画を見つけ
6月21日(火)に発売される『ぴあMUSIC COMPLEX(PMC)Vol.23』では、4大ドームツアーが決定しているSEKAI NO OWARIをはじめ、注目のアーティストをピックアップ。大型音楽フェスティバルやツアーはもちろん、この春より一気に復活してきた来日公演など、続々と新たな発表が続く中、いよいよ戻ってきた「ライブエンタテインメントの現在」をそれぞれの目線で伝えます。 同特集に、BABYMETALのプロデューサーKOBAMETALが登場! 昨年9月にぴあより発売した『10 BABYMETAL LEGENDS』(KOBAMETAL著/PMC編)では、BABYMETALのライブヒストリーを綴ってもらい、PMC編集部としては、同書の出版記念イベント以来の取材となる。 今年4月1日の<FOX DAY>にて、「我々の知らなかったBABYMETALを復元させる計画"THE OTHER ON
止まらない、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。 攻撃を指示するプーチン大統領に世界はどのように向き合ったらいいのか。 ウクライナの大統領として、何度もプーチン大統領との交渉を経験したペトロ・ポロシェンコ前大統領が、NHKとの単独インタビューで語ったのは「決して信用しないこと」、そして、「恐れないこと」でした。 プーチン大統領と交渉したポロシェンコ氏とは ポロシェンコ氏は、2014年から2019年までの5年間、ウクライナの大統領をつとめました。 大統領に就任後、2014年以降のウクライナ東部での紛争に関して、プーチン大統領との間で長時間の交渉を行い、電話でも何度も話して、「ミンスク合意」と呼ばれる停戦合意を結びましたが、その後も戦闘は続いてきました。 〈以下、ポロシェンコ前大統領のコメント〉 (ポロシェンコ前大統領) 「プーチンとの交渉の経験から導き出した結論は『決してプーチンを信用しては
米国の音楽ヒットチャート・ビルボード――。そのランキングで坂本九さん以来、56年ぶりにトップ20に入った日本のメタルダンスユニットがある。その名は「BABYMETAL」。SU-METAL(スゥメタル)と、MOAMETAL(モアメタル)の女性メンバー2人で構成されている。 BABYMETALの存在は、日本のエンタメビジネスの常識を変えたといっても過言ではない。メタルという激しさのある男性的な音楽と、キャッチーなルックス、華麗なダンスミュージックを見事に融合させ、欧米を中心に世界中のファンを熱狂させた。2016年にはロンドンのウェンブリー・アリーナで日本人初となるワンマンライブを開催。X JAPANのYOSHIKIは、「かわいい女の子とメタルの融合というアイデアはすごく気に入った」と評価し、『第71回NHK紅白歌合戦』では共演も果たしている。 そのBABYMETALをプロデュースしたのが、今回
どんな達人にも無力の駆け出し時代がある。多様なキャラクターを変幻自在に演じ、三谷幸喜、是枝裕和ら人気演出家から指名を受ける女優斉藤由貴(54)にも、未熟さに悩み、泣くばかりの日々があった。ニッカンスポーツ・コムの取材に応じ、85年の映画デビュー作「雪の断章-情熱-」(相米慎二監督)の撮影当時や、風変わりだった思春期のエピソード、さらには独特の人生観も語った。全3回。【取材=松田秀彦、島根純】 ◆ ◆ ◆ 試練を味わったデビュー映画「雪の断章-情熱-」は85年に公開され、ブルーリボン賞新人賞を受賞するなど女優として高い評価を得た。公開翌年にはNHK連続テレビ小説「はね駒」でヒロインを演じ、国民的人気を獲得した。その後も着実に歩みを進めてきたが、女優としての「原点」は意外なところにあった。 「小学校ぐらいの時、いわゆる、いじめられっ子でした。男の子に石を投げられたり、上履きをぶつけられたり。だ
どんな達人にも無力の駆け出し時代がある。多様なキャラクターを変幻自在に演じ、三谷幸喜、是枝裕和ら人気演出家から指名を受ける女優斉藤由貴(54)にも、未熟さに悩み、泣くばかりの日々があった。ニッカンスポーツ・コムの取材に応じ、85年の映画デビュー作「雪の断章-情熱-」(相米慎二監督)の撮影当時や、風変わりだった思春期のエピソード、さらには独特の人生観も語った。全3回。【取材=松田秀彦、島根純】 ◆ ◆ ◆ 「雪の断章-情熱-」撮影中、突き放すような態度を続けていた相米監督が、撮影終盤のある時、ふと声を掛けてきた。意外な言葉だった。「おまえは、芝居に余計なものをくっつけていて、本当にダメなやつだと思うけど、いい女優だとは思うから、10年後か20年後か分からないけど、また仕事を一緒にやれたらいいよな」。 予想もしない言葉に、まともに返事ができなかった。 「この人は急に何を言っているんだって。そん
どんな達人にも無力の駆け出し時代がある。多様なキャラクターを変幻自在に演じ、三谷幸喜、是枝裕和ら人気演出家から指名を受ける女優斉藤由貴(54)にも、未熟さに悩み、泣くばかりの日々があった。ニッカンスポーツ・コムの取材に応じ、85年の映画デビュー作「雪の断章-情熱-」(相米慎二監督)の撮影当時や、風変わりだった思春期のエピソード、さらには独特の人生観も語った。全3回。【取材=松田秀彦、島根純】 ◆ ◆ ◆ 斉藤にとって女優人生の原点とも言える映画「雪の断章-情熱-」が、劇場公開から36年を経て、このほど初DVD化された。メガホンを執った相米慎二監督(享年53)は当時から、納得するまで何回でもNGを出し、内面まで追い詰める厳しい演出で知られた。多くを語らず、演技者自身が混乱しながらも、監督が求める「正解」を探していかなければならず、多くの女優が泣かされた。斉藤もその1人だった。 「撮影中に幸せ
「叩き上げ」「令和おじさん」「パンケーキおじさん」――。世間がこんなイメージを抱く菅首相は一体、どんな“スガオ”を隠しているのか。その核心に迫るドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」が、30日に公開された。時の権力者を相手にした取材は難航を極め、関係者からはNG続出。マスコミが政府の広報機関に落ちたと言われる時代に、作品に込めた思いは何なのか。メガホンを握った内山雄人監督に聞いた。 *インタビューは【動画】でもご覧いただけます。 ◇ ◇ ◇ ――「菅首相を“イジる”映画」と自身のツイッターで銘打ってますね。 カッチリした政治ドキュメンタリーを作るには到底時間が足りなかったので、面白く見せることに重点を置きました。テレビのバラエティー番組を手掛けてきた経験もあるので、菅さんを風刺したり、イジったりして「政治って面白い」「こんなおかしいことが今の日本で起きてるのか」とか、伝わればと思
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2010年以降の将棋界について、AIの進化との関わりを避けて語ることはできない。 山崎隆之八段は自らの棋風、将棋観、あるいは人生観から、AIに依拠する風潮への違和感をこれまでずっと語ってきた。 15年にはタイトル戦になる前の叡王戦で棋士代表の座まで登り詰め、最強ソフトとの決戦に臨み、敗れた苦い経験もしている。 「最初は抵抗があったことは間違いないですね。まず、ソフトを使える人と使えない人がいて、棋士によって環境が違うことはおかしいのでは、という思いがありました。将棋界の持つ良い部分のひとつは、新四段として新入社員のように入ってきても、例えば永世名人の資格を持つ社長のような存在の棋士とも対等に勝負できることです。他の世界にない大切な前提が崩れたように思えて、怒りを感じていた部分はありました。だから『あの人はソフトを駆使してすごく勝っている』と聞いても、すごいなんて思わなかったし、全く敬意も持
山崎隆之八段は今月14日、40歳になる。どんな人にとっても大きな節目となることに変わりはないが、頭脳と肉体を駆使して勝負を戦う棋士にとって、指標として持つ意味の重さは計り知れない。もちろん経験値といったプラスよりも、能力の低下というマイナスの要素として捉えられることが多い。40歳になって初めてA級で戦うことになる棋士は、極めて異例の存在になる。 「不惑の年と言われますけど、もちろん記憶力とかは衰えていくものなので惑いますよね(笑)。どう向き合えばいいか、ということで言うなら、まず単純に強くなれるかどうかということが分からないです。 下から次々と優秀な人が上がってくるわけですから、何かを変えずに同じことを繰り返しても厳しくなるのは分かり切っている世界です。でも、自分自身はまだギリギリのところにはいるので、相当な自信がない限りは自分を変えることは難しい。変えることは自分の戦い方を一旦は捨てるこ
政府は飲食店の営業時間短縮などに限定して進めようとしているが、その方針では効果が期待できないと心配しているのが、理論疫学を専門とする「8割おじさん」こと京都大学大学院教授、西浦博さんだ。 現状、どの程度の制限をかけたら、感染者はどうなるのか。西浦さんが出したシミュレーションを元に、BuzzFeed Japan Medicalは日本で打つべき対策について単独インタビューで尋ねた。 ※インタビューは1月5日午前Zoomで行い、その時点での情報に基づいている。 緊急事態宣言は何を目的にするのか?ーー菅首相が緊急事態宣言を検討することを表明し、7日にも正式決定すると報じられています。飲食店の時短営業などに限定するとのことですが、このタイミングで、この限定的な宣言発令についてどのように受け止められていますか? 緊急事態宣言を打つ時に、 どこをゴールにしてどういう内容をどれぐらいの期間打つかということ
『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)が2021年1月2日夜9時からいよいよ放送となる。2016年10月~12月に放送された連続ドラマから4年、待ちに待った「続編」となるスペシャルドラマだ。 海野つなみさんの原作マンガ『逃げるは恥だが役に立つ』は、2012年から2017年2月号まで「Kiss」で連載。ドラマ化に際しては、新垣結衣さんと星野源さんはじめ、石田ゆり子さん、古田新太さん、大谷亮平さんなどの素晴らしいキャストに加え、演出に金子文紀さんや土井裕泰さん、石井康晴さん、脚本・野木亜紀子さんという超豪華。星野源さんの主題歌「恋」とともに「恋ダンス」も一大ブームとなった。 今回スペシャルドラマとして放映されるのは2019年から「Kiss」で連載が再スタート、2020年夏に終わったみくりと平匡の「その後」の話となる(10巻と11巻とで完結)。 本作の特徴の一つ
感染拡大が続く新型コロナウイルス。不必要に感染を広げないためには打つべき手は早く打つ必要があるはずですが、ここ日本では、経済か感染防止かの間でなかなか方針が定まらないように見えます。 今年の春、日本が新型コロナに襲われた際、厚生労働省のクラスター対策班でデータ分析に従事し、「8割おじさん」と呼ばれたのが西浦博・京都大学教授でした。現在は、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(以下、アドバイザリーボード)に参加しています。その西浦教授の目に、今の日本の状況はどのように映っているのでしょうか。 今年2月からの「第1波」のコロナ対策の体験をまとめた著書『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』(聞き手・川端裕人/中央公論新社)の刊行を前に、お話を聞きました。(撮影=本社写真部) 今後、どの程度まで広がるかは、街で伝播が起こりそうな屋内を中心にどんな行動パターンになるの
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