日帝被害者報償連合会の金仁成会長 【ソウル=名村隆寛】いわゆる元徴用工の遺族らで構成する韓国の社団法人「日帝被害者報償連合会」(会員1万2千人)の金仁成(キム・インソン)会長(77)は産経新聞の取材に対し、徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた昨年10月の韓国最高裁の判決によって悪化した日韓関係に憂慮を示し「法的責任は韓国政府にあり、問題を解決すべきだ」と訴えた。 韓国政府が2005年に公開した日韓国交正常化(1965年)に至る交渉に関する文書には、日本側が個人補償案を出したのに対し、韓国側が断り政府による一括受け取りを主張したことが含まれている。