三菱電機(東京都)は、鎌倉市大船の研究拠点「情報技術総合研究所」の施設や取り組みをメディア向けに公開した。宇宙空間を観測する新施設や建物の脱炭素化やカーボンニュートラル(CN)に貢献する環境関連技術の研究棟「SUSTIE(サスティエ)」、同社独自の人工知能(AI)技術「Maisart(マイサート)」を紹介した。 【写真】実証棟の内部の様子 2月26日に公開した情報技術総合研究所は、主にモノのインターネット(IoT)や情報セキュリティー、通信システム、AI、人工衛星搭載技術などの分野を研究する関東最大級の同社研究拠点。さまざまな研究所が統合して1995年から活動を行っており、現在は約千人の研究者などが働いている。 構内に新たに建設した宇宙関連施設「大船宇宙空間観測所」は、主に軌道上の安全確保を目的に、ロケットの残骸や破片といったスペースデブリ(宇宙ごみ)や人工衛星の観測を行う拠点。2022年