東京理科大学(学長:松本洋一郎)はこのほど、同大学理学部教養学科の武村政春教授、京都大学化学研究所の緒方博之教授・吉川元貴大学院生らにより本年2月に発表された新種の巨大ウイルス「メドゥーサウイルス」について、新規の解説動画および解説グラフィクスを制作・公開いたしました。 武村教授らの研究グループは、北海道にある温泉地域の湯だまりとその水底の泥土のサンプルから、アメーバに感染する新種の巨大ウイルスを発見し、2019年2月に米国の国際学術誌『Journal of Virology』に発表しました。このウイルスは、感染の過程で一部のアメーバの細胞を、厚い皮を被った休眠状態(シスト)に変えて休眠させる特徴を持っており、その様子が見たものを石に変える能力を持つというギリシア神話の怪物「メドゥーサ」をイメージさせることから「メドゥーサウイルス」と命名されました。 ウイルスは、バクテリアから動植物、人類