オーストラリアの大手企業が、二酸化炭素(CO2)を回収して製品開発などに生かす技術(CCU)を持つスタートアップ企業と連携する動きが広がっている。化石燃料の輸出国である豪州がCO2排出量の規制を厳しくするなか、大手は新興とタッグを組んで脱炭素の流れを加速させる。「この重要な技術を拡大する上で(豪州の新興企業)MCiカーボンや政府と協業してきたことを誇りに思う」。4月10日、豪化学大手オリカのサ
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第3節 CCUS/カーボンリサイクルの促進 1.カーボンリサイクル等の技術開発 化石燃料の環境面の課題克服が重要である中、2050年に向けて、化石燃料の利用に伴うCO2の排出を大幅に低減していくことが必要です。また、途上国のエネルギーアクセス改善と気候変動対策の両立を非連続なイノベーションの力で実現するための技術開発にチャレンジしていくことが重要です。 2020年12月、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が策定され、カーボンリサイクルはカーボンニュートラル社会を実現するためのキーテクノロジーとして重要分野の一つに位置づけられました。カーボンリサイクルとはCO2を資源として捉え、これを分離・回収し、鉱物化によりコンクリート等、人工光合成等により化学品、メタネーション等により燃料へ再利用し、大気中へのCO2排出を抑制する技術です。2021年6月には、グリーン成長戦略は更に
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