原子力発電の燃料となる濃縮ウランを供給する米ユーゼックは5日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。同社は東京電力をはじめ日本の電力会社や東芝に濃縮ウランを販売してきた。東日本大震災後、原発の稼働停止が相次いで需要が急減したことが、資金繰り悪化につながったとみられる。 同社は世界の4大ウラン濃縮会社のひとつ。東芝は2010年、燃料供給から発電所建設まで原発事業の一貫体制を構築しようと、ユーゼックに1億ドル(約100億円)を出資すると発表。ただ、現時点では3750万ドル(約38億円)の出資にとどまっている。東芝は、最近のユーゼックの業績悪化に伴い、すでに減損処理も終えているという。 震災後、日本のほか、ドイツなどにも原発停止の動きが広がり、濃縮ウランの需要は世界的に大きく減少。販売価格が落ち込み、ユーゼックの資金繰りも行き詰まったとみられる。同社
This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304085204579418143960310258.html
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く