訳:小澤身和子 自作について、南部の作家であること、小説が生まれる時……1959年発表の名エッセイ 四歳くらいの頃、乳母と一緒に歩いていると修道院の前を通った。一度だけ、その扉が開いていたことがあった。コーンにのったアイスクリームを食べたり、鉄製のブランコで遊んでいる子どもたちを目にした私はすっかり魅了され、その光景をじっと見つめていた。中に入ってみたいと思ったけれど、乳母はいけませんと言った。あなたはカトリック信者ではないのだからと。翌日になると、門は閉まっていた。でも年を追うごとに、そこではいったい何が行われていたのだろうと、私が入れなかったあの素敵なパーティーについて考えるようになった。修道院の壁をよじ登りたかったけれど、それには体が小さすぎた。壁を叩いてみたこともあったし、最高のパーティーが繰り広げられているのはわかっていたけれど、中には入れなかった。 精神の孤独は、私が扱う大半の