殺傷能力のある手製の銃を自宅で密造したなどとして逮捕・起訴された、千葉市の26歳の被告が、調べに対し、安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件を挙げて、「まねようとした」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。「公園で試し撃ちをした」とも供述しているということで、警察が動機などについて、さらに調べています。 千葉市緑区の家電修理業、田代靖士被告(26)は、去年、銃弾を発射できる鉄製のパイプ銃1丁を自宅で製造し所持したとして、先月逮捕され、武器等製造法違反と銃刀法違反の罪で17日、起訴されました。 この手製の銃は、警察の鑑定で殺傷能力があることが確認されています。 被告は逮捕されたあとの警察の調べに対し、「日本の政治を含め、世の中に失望していた」と供述していましたが、さらに、安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件を挙げて、「まねようとした」という趣旨の供述をしている