雫石町長山岩手山のペンションなどに水を供給する専用水道を運営している仙台市のイーテックジャパン(沼田信社長)が、経営悪化のため住民に井戸水をくみ上げるポンプの電気料金負担を求めている問題で、同社は10日、岩手日報社の取材に「現状では水道供給を維持できない」と述べた。住民側は「(料金負担の)理由が曖昧で不当な請求だ」と反発。専用水道の料金値上げに行政が関与する仕組みはなく、町は対応に苦慮している。 同社の担当者は岩手日報社の取材に「水道管の老朽化で漏水している恐れがあり、安定した水道供給には住民の協力が不可欠だ。赤字のままでは継続できない」と述べた。 一方、同地区の住民有志は「会社が赤字という理由で住民負担を求めるのは不当請求だ」と反発し、代理人弁護士を通じて同社に支払い拒否を伝える方針。ペンション経営の男性(44)は「漏水の原因を突き止めない状態での値上げは不当だ。手続きを踏んで対応してい
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