今回は、Windows PCをGitのリモートリポジトリとして使用する方法を紹介する。 Gitとは、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。 故障率を抑えるため、通常はサーバマシンのLinux上に構築したGitをリモートリポジトリとして使用することが多いと思われる。 しかし、あるプロジェクトで機器調達の遅れから、ノートPCのWindows7上にGitを構築し、リモートリポジトリとして利用することとなった。 今回は、その時に調査した内容をまとめたものである。 注意 今回紹介する方法は、安全なLAN内にあり、かつLANにアクセスできる人間が悪意を持たないことを前提とした方法であり、最低限のセキュリティも確保されていない事を十分に留意して頂きたい。 <関連ソフトのバージョン> Gitサーバを構築するノートPCのOS:Windows 7 Ho
Git for Windows では改行コードが「レポジトリー上は LF」「ワーキング ディレクトリーは CR LF」となるように、git config の core.autocrlf が true となる状態でインストールされる (インストーラーでデフォルトの [Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings] を選択した場合)。 Windows 以外の文化圏の人は CR LF を見ると CR がゴミに見えるので、妥当な設定だろう。 標準設定の autocrlf が true のときに、レポジトリー上に CR LF なファイルが紛れ込んでいないか調べたり、紛れ込んだ CR LF を LF に変換したかったのだけど、この手順が少しややこしかったので記事にまとめておく。 (autocrlf を false にして clone した
Git for Windows の Git Bash の配色がイマイチだなーと思ってググってたら、Console2 だとか ConEmu を使うと楽にできるっぽいことが、Stack Overflow とか英語のブログで見つかった。 そこで、ConEmu を試してみたら色々と幸せになった (Console2 はそのままでは日本語が使えなかった。解決方法はあるらしいけど…)。 左が Git Bash、右が ConEmu さん。 アンチエイリアス効いてるし、色もオサレ。 起動から色を設定するまで ConEmu を起動すると、初回は設定の保存場所などを確認される。お好みで答えて [OK] を押すと、タブ化した MS-DOS プロンプトみたいなのが立ち上がってくる。 [Win] + [N] を押すと新しいタブを開始できる。 上のキャプチャーのように、どんな環境のタブを開始するかをメニューで聞いてきて
msysGit、いいですよね。 いいんです、よ。ですけれど、標準のGitBashで日本語が入らない、というのが痛すぎます。 "-m" フラグを使ったコミットができないと、さくさく書く流れになれないのですよね。残念・・・ まぁcmdを捨てて、minttyでbash起動してパスを通すと、実は使えないわけではなかったりするのですが、インタラクティブな動作が死んでしまうらしく、実質使えないのが現状です。 んじゃあどうするかというと、Cygwinです。 最高のWindowsコマンドライン環境を求めて | roundropブログ implements Programmable ふむ。素晴らしい。でもCygwinって重たいし、なんか環境壊してきそうな気もするし・・・ そんなあなたに、gnupackです。 gnupackはアーカイブ展開のみで即座に cygwinと emacsが使える環境を提供します. g
Atlassian SourceTreeとは? 2013年3月、Atlassian社からSourceTreeのWindows版がリリースされた。 SourceTreeは、もともとJIRAやBitBucketなどで有名なAtlassian社が、Mac用に提供していたGit/MecurialのGUIクライアントだ。GitやMercurialといった分散型のバージョン管理システムは、Subversionなどの中央管理型のバージョン管理システムと比較してどうしても操作が煩雑になりがちだが、SourceTreeはわかりやすいユーザインタフェースと、上級者でも満足できる詳細な操作を両立させていることから高い人気を得ている。 今回のリリースで、この強力なGitクライアントをようやくWindows環境でも利用できるようになったわけだ。本稿ではこのWindows版SourceTreeの実力を探ってみたい。
はじめに 本連載はWindows上でGitを利用しようとしているユーザー向けに、これから数回かけて解説します。今回はWindows上へのGitのインストールおよび基本的な使用方法について触れていきます。 対象読者 今回の対象読者は下記のとおりです。 Windowsに関する基礎的な知識 Gitに興味がある方 Subversionなどの別のバージョン管理システムを利用したことがある方 必要な環境 Git for Windows(フリー) Git Extensions(フリー) Gitとは Gitとは分散型のバージョン管理システムです。バージョン管理システムは、主にソースコードの履歴、構成管理に用いられていますが、Gitもその一つです。 バージョン管理システムの歴史は古く、SCCS、RCS、CVS、Subversion(SVN)そしてVSSなど数多くの実装が存在しますが、開発者なら、これらのうち
街頭アンケート「非エンジニアのWindows環境でgitが運用出来ましたか」 40%: Github for Windowsを入れたが、日々何らかのトラブルが発生した 30%: TortoiseGitを入れようとしたが、面倒くさすぎてやめた 20%: 上記の情報を知っていたので、他のアプリを探したがどれもクソ完成度がイマイチだった 9%: 非エンジニアはsvnもしくは共有フォルダでファイルを管理してもらい、自分でpushするようになった 1%: 全員Macで開発するようになった 2013.3僕調べ そんなすべての環境設定おじさんに朗報です! Macで人気を博したgitアプリ、某法人利用率99%(僕調べ)の"Atlassian SourceTree"がついにWindowsへ登場!! これで環境設定おじさんの手間も省けるし、誰にも殺意を向けずにすみますね!!やったね!!! SourceTree
はじめに もうだいぶ前に、当時主流だったバージョン管理システムである、CVSを研究して開発に使用したことがあります。 周りに知っている人がいなかったので、ネットで調べたり、本を買ってきて読んで勉強したりましたが、最初のうちは、ぜんぜん分からなくて、かなり苦労しました。 今回、Gitについて調べていて、やはり同じように、はじめは、ぜんぜん分からない状態が続きました。 CVSの時も、今回のGitの時も、「ううん、僕にはバージョン管理を理解する才能が欠落しているのだろうか? もうやめちゃおうか」とも思ったのですが、「えいくそ!」と何とかがんばって続けて、 最終的には理解できました。 この2つのバージョン管理システムの研究で苦労した経験から、 なぜ最初は全然理解できなかったのか、その理由が分かりました。 皆さんがコンピュータのソフトで分からないときは「こんなことがしたい」と思いながら ヘルプを見た
GitはLinux OS上でC言語とシェルスクリプトで記述されており、Windows環境ではMSYSというPOSIX APIをWindows API上で模擬するラッパーを介して移植したmsysgit(Git for Windows)を使います。そのため、Linux上でGitを使うより不安定な部分があります。 また、msysgit以外にも、Cygwin上でgit、Javaで作成されたJGitなどがあります。 msysgitはコマンドライン(MSYSに含まれるbash、またはコマンドプロンプト)のほかにGUI(Git GUI)も持っていますが、Tortoiseシリーズに慣れた人向けにTortoiseGitや、より高度な(そしてちょっと複雑な)GitExtensionsというmsysgit上で動くGUIツールが存在します。 Gitでの日本語の扱いは、以前はまともに対応されていない(使いたければ英
書いた通りオチだけよめばいいので、ヒマな人以外は最初にまとめを読もう。 「GitをWindowsでつかいたい」 Linuxを入れろ 「Gitを『Windowsで』使いたい」 そうかそうか WindowsにあるGitの紹介 msysgit http://msysgit.github.com/ 基本ですね、Windowsに移植された、本物のGitです。 ただし、黒い画面ですので、デザイナーとかが穴という穴から液体を吹き出して死にます。 安心してください!msysgitにはGUIもついてます!! …ティクルティケェ… TurtoiseGit http://code.google.com/p/tortoisegit/ TurtoiseSVNをおぼえていますか?アレです。 このExplorer統合という奴に親を殺された俺としては使いたくないのですが、まあ一番有名ですね。 というかTwitterで質問
git先日、msysGit(Git for Windows)がいよいよ公式に UTF-8 をサポート! という記事で「UTF-8 対応のコードがコミットされた」ことをお伝えしましたが、ついに、UTF-8 対応の新バージョン、msysGit 1.7.10 がリリースされました。いよいよ Windows でも日本語ファイル名を扱えるようになったので、「git では "詳細設計所仕様書.xlsx" をコミットできないんでしょ?」とブーブーいってた人を説得できる材料はそろいました!!!!それを記念して、この記事では UTF-8 対応の msysGit 1.7.10 を試してみた ブーブーいう人を黙らせるための「GUI で git する Windows 向けツール」まとめの2本立てでお送りしたいと思います。UTF-8 対応の msysGit 1.7.10 を試してみたさっそく Google Code
git最近、Git について勉強しています。Windows で Git をやるなら Cygwin と msysGit(Git for Windows) がメジャーなようです。Cygwin Git のいいとこ悪いとこCygwin は UTF-8 な日本語ファイル名にも対応しており、Cygwin の中で閉じて Git を使っている分には何不自由なく使えるのでお勧めです。ただし、次のような悲しいポイントがあります。 Cygwin 版 Git は、Windows 向けの GUI な Git ソフト(TortoiseGit や Git Extensions)との相性が悪い Windows のエディタやマージツールと連携しようとするとパスのポリシーが違うのでうまくいかないnkf を噛ませようとしても、Cygwin 用の nkf バイナリは公式配布されておらず、わざわざ Cygwin 上で make す
_ Windowsで楽勝にgitを使う方法 (2012/3/4注:このエントリーは正確には、『Windowsで楽勝かつクリーンにgitをインストールする方法』です。楽勝な使い方については、『デザイナーのためのgit』を読むと良いでしょう) まだすべてのコマンドを試したわけではないけど、次のようにすれば、わずか数クリックでgitが使えるようになる。しかも、Windows環境の汚染も目に見える限りは無い。 1) Heroku Toolbelt for Windowsをダウンロードする。 2) インストールする。この時、既定のインストール先はc:\program files\Herokuになっているが、当然、そのままにしておくこと。 3) インストールが完了したら、「スタートメニュー」-「すべてのプログラム」-「Ruby 1.9.2-p290」(このフォルダはおそらくバージョンアップによって変わ
もともとはLinuxカーネル用のバージョン管理システムとして開発されたこともあって、GitのWindowsサポートは若干遅れている。特に日本語環境で利用する場合は設定などに注意が必要だ。そこで本記事では、Windows環境でGitを利用する方法およびその設定方法、そしてGUIでGitの機能を利用できるツールについても紹介する。 Windows環境向けのGitバイナリを選ぶ Gitは標準ではWindows環境をサポートしていない。Gitのコア部分はCで記述されているものの、周辺ツールやサーバー機能の実現にはPerlやシェルスクリプトを利用しているからだ。そのため、Windows環境でGitを利用するには、これらを含めた環境構築が必要となる。現在、Windows上でGitおよびその周辺環境をまとめてインストールできるものとして、msysgitとCygwinがある。 msysgitは、Windo
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