【チューリヒ(スイス)時事】国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務総長が、2022年ワールドカップ(W杯)招致で、開催地に決まったカタールが買収行為をしたとの見解を示したことが30日分かった。ロイター通信が報じた。 会長選に絡む買収疑惑で暫定資格停止となったワーナー副会長が、バルク事務総長から18日に送られた電子メールを暴露。会長選に立候補していたハマム理事(カタール)について、「彼ら(カタール)がW杯を買ったように、FIFAを買えると思っている」と書かれているとした。 これに対し、同事務総長は「強固な財力を使って招致したというのが真意だった」との声明を出した。 22年W杯にはカタールのほかに、日本、韓国、米国、オーストラリアが立候補した。 【関連記事】 ハマム氏、異議申し立てへ=サッカー ブラッター会長4選へ=ハマム氏は疑惑の渦中に-FIFA ハマム氏、処分に反発=ブラ