「所得収支」が黒字幅を拡大した(+75億円)ものの、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大した(▲3,690億円)ことから、経常収支は赤字幅を拡大した(なお、季節調整済の経常収支は▲466億円の赤字となった(統計として連続性のある平成8年以降では5回目の赤字))。 1.貿易・サービス収支▲1兆3,643億円の赤字(前年同月比▲3,690億円 赤字幅拡大) 「サービス収支」は赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。「貿易・サービス収支」の赤字は、20か月連続となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から33か月連続の赤字)。 (1) 貿易収支▲1兆2,543億円の赤字(前年同月比▲4,035億円 赤字幅拡大) 自動車や鉱物性燃料を中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収