約3.6万平方メートルの敷地内には部屋数11の豪邸のほか、図書棟やプール、テニスコート、階段状の噴水、4台分の車庫がある。ただ、購入から1年以上経過したが、庭も含めて改装工事中。整備はスローペースのようだ。目下、孫社長はシリコンバレーに出張する際、ローズウッドホテルなどに泊まっている。 豪邸の購入は全米に知れ渡った。孫社長本人が狙っていたかどうかは別だが、「簡単に引き下がるのではなく、成功するまで米国で事業を続けるに違いない」(複数のベンチャーキャピタリスト)と、強烈な印象を植え付けることに成功している。 100人ほどが働く米国オフィス 米国進出を象徴するもう一つの拠点が、昨年9月にオープンしたシリコンバレーの新オフィスだ。4階建てのビル2棟と駐車場を備え、軽く1000人は働ける。現在はカンザス州のスプリントの社員約50人、日本のソフトバンク社員約50人が働いている程度。ソフトバンクグルー