北朝鮮は、先月25日の朝鮮人民革命軍の創建90周年に合わせて、首都・平壌で軍事パレードを行った。その裏で、前代未聞の事件が起こり、全軍に緊張と動揺が起きている。平壌のデイリーNK軍内部情報筋が伝えた。 軍事パレードの当日の明け方、軍事境界線沿いに駐屯している朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の第1軍団の指揮部直属の警備中隊の衛兵長室で、衛兵長として勤務していた第2小隊のチェ小隊長が、政治指導員と歩哨長を拳銃で射殺する事件が発生した。20代後半の彼は、同じ階級である政治指導員が、部下の兵士の前で自らを平気でバカにして、勤務中に呼び出して、性的に辱める行為を行ってきたとのことだ。 チェ小隊長はずっと耐えてきたものの、事件当日に政治指導員から同様の行為をされて、カッとなって射殺。銃声を聞きつけてやってきた歩哨長も射殺してしまった。 朝鮮人民軍では、男性の上官が女性の部下に、朝鮮労働党への入党、大学への進学で