読売新聞社が12〜14日に実施した知事選(21日投開票)の世論調査の結果では、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設など大型事業に反対する意見が賛成を上回った。一方、こうした事業を推進してきた金子知事の県政運営に対しては、評価する声が多かった。 民主支持は32%で、自民支持は25%。選挙区別では、長崎1区で民主支持が自民支持を13ポイント上回ったが、長崎4区では2ポイント差だった。女性の自民支持は27%で、民主支持を1ポイント上回っていた。年代別では、70歳以上で自民支持が多かった。 3期12年の金子県政に対して、「大いに評価する」と「多少は評価する」を合わせると、60%を超えた。 金子知事の下で副知事を務めた中村氏の支持層では、80%弱が評価。一方、橋本氏の支持層では50%強の評価にとどまった。地域別では、長崎1区の長崎市で「あまり評価しない」「全く評価しない」が合わせて50%弱と最も高かっ
国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門開門調査は賛成多数、九州新幹線西九州(長崎)ルートの建設は反対多数――。長崎県で知事選が21日投開票されるのを前に、朝日新聞社が実施した世論調査の結果は、金子原二郎・長崎県知事が進めてきた施策とはまったく逆の結果となった。佐賀と長崎、県境をはさんで首長らの間で思惑が一致したり、対立したりしてきた二つの国策事業。数字で示された長崎県民の民意に、佐賀県側の関係者も注目した。(市川雄輝、波多野陽) 「長崎県は開門をかたくなに拒んでいるが、県民の皆さんの間に開門による有明海再生への理解は広がっている。漁業者として心強い」 開門を求める訴訟の原告でノリ養殖を営む佐賀市川副町の川崎賢朗さんは16日、調査結果を歓迎した。訴訟原告弁護団の事務局長を務める堀良一弁護士も「調査結果は、長崎の街頭でビラまき活動した際の感触と一致する。長崎県が開門反対で一枚岩だとはもう言え
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