長妻昭厚生労働相は3日のテレビ朝日番組で、平成22年度の診療報酬改定に関し「どの医者も大変だが、勤務医にさらに着目した対策が必要だ」と指摘し、勤務医への配分を手厚くすることで、開業医と勤務医の所得格差を解消すべきだとの考えを強調した。 20年度の医師の年収は、開業医である一般診療所の院長は平均2522万円で、病院勤務医の同1450万円の約1・7倍。 また、導入を予定している「年金通帳」については、通帳に印字可能な現金自動預払機(ATM)の設置が必要だとした上で、「全国の社会保険事務所だけでは足りない。既にATMがある郵便局のネットワークと連動させたい」と述べた。