九州電力は18日、「やらせメール」問題の最終報告書を経済産業省に再提出する作業に入った。やらせメールは経営陣と佐賀県との不透明な関係が背景にあったとする第三者委員会の調査結果を大筋で認める方向だが、社内では古川康佐賀県知事の進退への影響を懸念する意見が根強く、形式や表現を慎重に検討している。 九電が14日、経産省に提出した最終報告書は、第三者委が認定した古川知事の関与などを盛り込まなかった。このため枝野幸男経産相が批判。自主的な再提出を促されたのを受け、来週にも修正版を提出する方針を固めた。【石戸久代】