民主党は14日、衆院選挙制度改革法案を衆院に提出した。先の通常国会で廃案になった法案と同じ内容で、一票の格差の違憲状態を解消する小選挙区定数の「0増5減」と、議員定数を減らすための比例定数の「40削減」がセットになっている。一部連用制もそのまま残した。比例定数は140となり、このうち35議席を連用性としている。 一票の格差是正は、首相が衆院解散を判断するための条件のひとつに掲げる。自民、公明両党は「0増5減」の先行を主張しており、民主党が野党の協力を得るため法案を分離するかどうかが焦点となる。 関連記事「0増5減」と定数削減、民主・山井氏「セットでやる」(11/11)衆院選挙制度改革法案、14日に提出 民主が方針(11/9)衆院新区割り画定前の解散可能 首相が見解示す(10/27)特例公債・選挙制度法案が衆院通過 与党単独で採決(8/28)公明・斉藤氏、民主案に「一定の評価」 選挙制度改