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ブックマーク / kimuramoriyo.blogspot.com (3)

  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から―vol.4―

    誤解招く表示やめて=口蹄疫で品業界に要望-消費者庁 宮崎県で家畜への口蹄(こうてい)疫感染が拡大している問題で、消費者庁は17日、品業界や流通業界などに対し、販売の際に非感染を売り文句にするなど、消費者に誤解を与える不適切な表示を慎むよう要請した。 同庁などによると、口蹄疫にかかった家畜の肉や牛乳は市場に出回っておらず、また摂取しても人体に影響はない。しかし問題発生後、量販店やインターネット上で、「宮崎県産は使用していません」「口蹄疫の恐れのない産地の肉です」などの表現で肉や加工品を販売している例が数例確認されたという。(2010/05/18-01:50) 時事ドットコム この記事をみて皆さん、どう思われますか。 明らかに、宮崎県と言うだけで避けられる、 というstigmatizationが生じています。 これは当初から私が恐れていた事態です。 なぜこんなことが起こるのでしょうか?

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    biconcave 2010/05/31
    人に対するウィルス病疫学の常識と,家畜に対する防疫の常識の違いが摩擦を生んでるんだなあ。感情的にならずに,むしろ互いの知識をポジティブな方向に向けてほしいもんだが。
  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から― vol.2

    今回は、FMD対策の中心をなす殺処分について書くことにします。 FMDの発生が小規模でごく初期における、 感染している可能性ある家畜含めての殺処分は、 危機管理上意味があることだと思います。 1997年香港でトリH5N1インフルエンザ発生において、 WHO事務局長のMargaret Chan氏が 遅れることなくトリを処分したことは、 高く評価されています。 それでは、ある程度の広がりを見せてからの 多数殺処分は意味があるのでしょうか。 もっとも酷いFMD大流行は2001年英国で起こったものですが、 病気に罹った家畜が2000頭以上見つかり、 700万頭以上の牛と羊を処分しました。 この大流行によって生じたものは、 約160億ドル(1兆6千億円)の経費と、 精神的、肉体的、経済的ダメージなどの社会的損失でした。 この時のイギリス政府の方針は、 FMDが見つかった農場にいる家畜のうち、 FMD

  • 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から―vol.1

    蹄が2つに分かれている動物が罹る口蹄疫(FMD Foot-and-Mouth disease)が、 宮崎県の牛を中心に流行しています。 大手メディアだけでなく、 個人のブログやtwitterなどでも取り上げる人が多いことから、 皆さんの関心が高いことがわかります。 今回は、そのFMDの何が問題なのか、 そして今後何をしていったら良いのか ということについて書いてみたいと思います。 口蹄疫という名前の由来は、 口の中や蹄の付け根などの部分に水疱が出来るところから来ています。 「疫」というのは疫病、すなわちうつる病気だということです。 症状としてはよだれが出て元気がなくなる等の症状があります。 人間で言えば原因ウイルスは違いますが、手足口病のような症状でしょうか。 感染力が強く、罹った動物は肉質が落ちる、 乳の出が悪くなるなどの理由で、 経済価値が下がることが大きな問題です。 成体では死に至る

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    biconcave 2010/05/27
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