十月二十五日投開票の川崎市長選で、前県議の福田紀彦氏(37)が二十四日、川崎区内で記者会見を開き、民主党推薦による出馬を正式に表明した。また、「生活第一」「脱官僚」など十一項目のマニフェスト骨子を発表した。 福田氏は「子育てや福祉に重点を入れ、地域主権型市政を目指したい」と述べ、保育所の拡充などの子育て支援を最重要課題とした。川崎フロンターレのサポーターを中心に約二十二万人が署名した等々力陸上競技場の改修なども挙げた。
態度ひょう変の“すり寄り市長”に民主は拒否 10月25日投開票の川崎市長選の構図が民主党の衆院選大勝を受け大きく変化した。前回は民主、自民、公明、社民各党の推薦を受けた阿部孝夫市長(66)が突然、民主党に単独推薦を要請。だが民主党はこれを拒否し松沢成文神奈川県知事の元秘書福田紀彦県議(37)の擁立を決めたためだ。 3選を目指す阿部市長は「政党から距離を置く中立の立場」を強調、衆院選ではどの候補者も応援しなかった。だが衆院選後、民主党が独自候補擁立の方針を決めると「政権政党に乗っかって戦いたい」と態度を一変。 民主党の地元議員24人が面接をして多数決を採った結果は、福田県議14票、阿部市長9票、白票1票。連合はすでに阿部市長に推薦を出しており、同日選となる参院神奈川選挙区補選とのねじれが生じる懸念が残るが、ある市議は「勝ち馬に乗るような今回の態度を批判的に受け止める議員が多かった」
10月25日投開票の川崎市長選に3選をめざす阿部孝夫市長(65)が11日、民主党神奈川県連の候補者選考で同県議の福田紀彦氏(37)に敗れた。与野党相乗りで前回再選された阿部氏は「各党とは等距離」としていたが、「相乗り禁止」を掲げた民主が総選挙で大勝した後は「民主から推薦を受けたい」と態度を一変させていた。阿部氏は「市民党で臨みたい」と政党推薦を受けずに戦う構えだ。 党県連代表の笠浩史衆院議員は11日会見し、10日の党川崎市総支部協議会で2人を面接した上で、賛成多数で福田氏に決めたことを明らかにした。福田氏を選んだ理由について、笠氏は「若い力を生かしていくのがいいという声だと思う」と語った。一方、阿部氏については「これからの4年間の市政を託すのは十分でない」という声があり、「これまでの選考過程で党内から積極的に推す発言は出なかった」とした。 8月30日の総選挙で、川崎市内の3小選挙区では
十月二十五日投開票の川崎市長選に向け、民主党県連は七日、独自推薦候補を擁立する方針を正式に決めた。今後、候補者を公募し、週内には人選を終えるとしている。現職の阿部孝夫氏(65)が民主の推薦を希望しており、同党の花上喜代志県連幹事長は「有力な候補」とした。
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