米調査会社のGartnerは1月8日、世界のアウトソーシング市場は堅調な成長を続けており、2008年の成長率は8.1%という予測を発表した。 ただし企業がアウトソーシングを行う際、調達部門が万全な契約を締結したとしても、ITアウトソーシング戦略やガバナンス構造が未熟なために企業全体の目的に沿わなくなる場合も多いと同社は指摘している。極端なケースだと、アウトソーシング関係を最大限に生かすための管理や信頼関係の欠如が原因で、契約そのものが失敗してしまう場合もあるという。 またアウトソーシング市場の伸びは堅調だが、公式に発表されるITアウトソーシング(ITO)とビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の契約金額は、2007年に50%も減少している。理由の1つは市場が成熟しアウトソーシングそのものが珍しくなくなり、契約が公表されなくなったためとGartnerは分析する。企業のアウトソーシングは増
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